プレスリリース

2015年1月26日
関西電力株式会社

お客さま電気設備の定期調査漏れについて

 当社は、お客さまの屋内外配線の絶縁状態等について、4年に1回以上調査する「定期調査業務※1」を実施しておりますが、平成26年内に調査を実施する予定であった約400万件のうち、1,546件のお客さまに対して、期限内に調査を実施していなかったことを確認しました。

 具体的には、調査対象となるお客さまを抽出するシステムにおいて、平成26年に期限が切れるお客さまを抽出する際の設定を誤り、「平成22年1月~12月」とするべきところを、「平成22年2月~12月」としていたために、平成22年1月分の調査漏れが発生したものです。

 当該システムは、従来から使用していたシステムを改修し、平成26年から使用していたものですが、改修の際に抽出条件の初期設定をチェックしていなかったことがわかりました。そのため、再発防止対策として、今後システムの開発・改修時には、設定のチェックをルール化し、また調査対象の抽出漏れがないか毎年確認する仕組みを構築します。

 1,546件のお客さまについては、平成27年1月19日までに調査を完了しており、本日、調査結果と今回の事象の原因等を踏まえて、中部近畿産業保安監督部近畿支部へ報告しました。

 なお、1,546件のうち、2件ついては、調査の際に不具合※2を確認したことから、すみやかに調査結果をお客さまにお知らせしています。

 調査漏れの対象となったお客さまには、深くお詫び申し上げますとともに、今後同様の事例を発生させないよう、再発防止の徹底に努めてまいります。

※1 定期調査業務
当社は、電気事業法に基づき、一般の家庭や商店、小規模な工場など、低圧で電気を使用するお客さまの屋内外配線等の電気設備が、国で定める技術基準に適合しているかを4年に1回以上(ただし、一人住まいの寝たきり老人宅、プール施設、公衆浴場、幼稚園などは、毎年1回以上)の頻度で調査し、調査結果をお客さまへお知らせすることを義務付けられています。
※2 調査の際に確認した不具合
1件は街路灯の防水処理具が外れていたもので、1件は洗濯機にアースがついていなかったもの。

以 上

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