プレスリリース

2014年10月11日
関西電力株式会社

姫路第二発電所5号機 復水器内への海水の漏えいの疑いによる出力抑制に関する点検結果について

 姫路第二発電所5号機(定格出力:60万kW)は、通常運転中の10月9日午後8時43分、復水器内の細管から海水の漏えいを検知する警報が発信したことから、復水器の点検を行うため、出力を30万kWに抑制しました。

平成26年10月10日お知らせ済み]

 出力抑制後に復水器の全ての細管を点検しましたが、漏えい箇所の特定には至りませんでした。原因については、細管内面への海洋生物の付着により、局所的に海水の流速が増加した結果、細管の減肉が進行して微細な穴が発生し、海水の漏えいに至ったものと推定しました。その後、復水器への海水注水による漏えい確認を行った結果、導電率※が管理値内に収まっていることから、通常運転に支障がないものと判断し、本日午後7時00分に通常運転を開始しました。今後は当該設備の監視強化を図りながら、運転を継続してまいります。

 ※導電率・・・水中の電気の通りやすさの度合いのことであり、海水と水とではこの度合いが異なり、海水の方が導電率が高いため、給水系統に海水が漏れ込むと導電率が上昇し、これにより海水の復水器への漏えい発生を判断する。

    <姫路第二発電所の概要>
      5号機 6号機 新1号機 新2号機 新3号機 新4号機 新5号機
    運転開始 昭和48年10月 昭和48年11月 平成25年8月 平成25年11月 平成26年3月 平成26年7月 平成26年9月
    定格出力 60万kW 60万kW 48.65万kW 48.65万kW 48.65万kW 48.65万kW 48.65万kW
    所在地:兵庫県姫路市飾磨区妻鹿常盤町ひめじししかまくめがときわちょう
    燃料:天然ガス

    以 上

<添付資料>

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