プレスリリース
2014
2014年10月10日
関西電力株式会社
デューク・エナジー社との原子力分野における情報交換協定の締結について
当社は、原子力分野において、海外の知見を広く学び活用していく重要性の認識のもと、本日、米国のデューク・エナジー社と、原子力分野における情報交換協定を締結しました。
デューク・エナジー社は、米国最大の発電設備容量を持ち、原子力発電設備容量でも米国内第3位の電気事業者で、原子力プラントの運用や保守、安全文化および安全性向上対策など、双方の関心事項について、幅広い議論や情報交換を長期的かつ継続的に行うことで両社間の考え方が一致したことから、本日、情報交換協定を締結し、デューク・エナジー社のジョン・W・ピテサ上席副社長と当社の豊松秀己原子力事業本部長が調印を行いました。
当社が海外の電気事業者と原子力分野での情報交換協定を締結したのは8社目※となります。
※従来はイベルドローラ原子力発電株式会社(スペイン)、フランス電力株式会社(フランス)、ドミニオン社(アメリカ)、韓国水力原子力発電会社(韓国)、RWEパワー社(ドイツ)、AXPO社(スイス)、バッテンフォール社(スウェーデン)の7社
協定の期間は5年間とし、経営層と実務者層といった各層別に情報交換内容を定め、発電所の運転や原子力関連技術に関する双方の知見を高めていくこととしています。
なお、調印式については、10月8日から日本、米国の電力会社原子力部門責任者が参加して開催されている「日米CNO※リーダーシップ会議」の開催地である米国アリゾナ州で本日実施し、情報交換協定の締結後、経営層による第1回会合を開催しました。
※原子力部門責任者(Chief Nuclear Officerの略)
当社は、規制の枠組みにとどまることなく、安全性向上対策を、自主的、かつ継続的に進めていくことが不可欠であると考えており、今後も、世界最高水準の安全性を目指し、国内外の最新の技術情報の収集、分析に努め、原子力発電所の安全性、信頼性の向上に努めてまいります。
層 別 | 情報交換内容 |
経営層 | 双方の原子力全般における関心事項 |
実務者層 | プラントの運用・保守、安全文化、 安全性向上対策などの技術的テーマ |
以 上