プレスリリース

2014年8月11日
関西電力株式会社

南港発電所における取放水温度差の環境保全協定値超過および南港発電所2号機の運転停止について

 平成26年8月10日、運転中の南港発電所(1号機:60万kW、 2号機:60万kW、3号機:60万kW)において、蒸気を冷却する海水の、取水側と放水側の温度差が19時から20時の1時間の平均値で7.3℃となり、大阪府との環境保全協定値※1である7℃を超過しました。また、放水側の海水温度を下げるため、同日19時36分、2号機の運転を停止しました。

 南港発電所においては、台風11号の影響により、10日12時ごろ取水口に貝及び海藻等の漂着物が大量に流れ込み、蒸気を冷却する海水の取水量が減少したことから、放水側の海水温が上がった結果、取水側と放水側の海水の温度差が増加しました。そのため、全てのプラントの出力抑制等の対応を実施し、特に漂着物の流入が多かった2号機については、10日19時36分に運転を停止させ、放水側の海水の温度を下げましたが、19時から20時までの平均値では、環境保全協定値を超過したものです。

 その後、1号機、3号機については海水取水系統の健全性を確認したことから出力抑制を解除し、環境保全協定値内で通常運転を行っています。なお、2号機については、漂着物を除去する作業を実施中であり、復旧の予定は未定です。

(※1)環境保全協定値…
事業活動における環境保全のための措置等について自治体との間で締結した協定。蒸気を冷却する海水の、取水側と放水側の温度差を7℃以下にすることと定めている。
<南港発電所の概要>
  1号機 2号機 3号機
運転開始 平成2年11月 平成3年2月 平成3年10月
定格出力 60万kW 60万kW 60万kW
所在地:大阪市住之江区南港南7丁目3番8号
燃 料:天然ガス

以 上

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