プレスリリース

2014年7月6日
関西電力株式会社

御坊発電所1号機 脱気器内部の支持板損傷に関する点検結果について

 御坊発電所1号機(定格出力:60万kW)は、メンテナンス作業のため、6月21日から運転を停止しておりましたが、その作業中に脱気器※1の点検を合わせて実施したところ、同装置内部にある構造物の支持板の一部に亀裂が発生しているのを確認したため、7月3日に予定していた運転再開を延期しました。

※1 脱気器
復水器からタービンに送る給水の中から、タービン設備の腐食の原因となる酸素や炭酸ガスを除去する機器。

7月3日 お知らせ済み]

 その後、詳細な点検を行った結果、同装置内部にある構造物の支持板1枚の溶接部に最大23mm程度の亀裂が11箇所あることを確認しました。原因は起動・停止の繰り返しに伴う熱疲労※2により、亀裂が生じたものと推定しております。
 亀裂のあった支持板1枚の溶接部を溶接補修し、非破壊検査(放射線透過検査)により、設備の健全性が確認できたことから、本日午前10時に発電を行うことが可能な状態となりました。

※2 熱疲労
熱により金属の伸び縮みが繰り返され、強度が低下する現象。
<御坊発電所の概要>
  1号機 2号機 3号機
運転開始 昭和59年9月 昭和59年11月 昭和60年3月
定格出力 60万kw 60万kw 60万kw
  • 所在地:和歌山県御坊市塩屋町南塩屋字富島1-3
  • 燃 料:原油および重油

以 上

<添付資料>

プレスリリース