プレスリリース

2013年10月21日
関西電力株式会社

タイ王国ロジャナ・パワー社におけるロジャナ工業団地内第二発電所の竣工について

 当社が、平成15年3月から経営に参画しているタイ王国のロジャナ・パワー社(以下、ロジャナ社)は、同国アユタヤ県のロジャナ工業団地内に所有する第一発電所(ガスコンバインドサイクル発電方式、出力31.6万kW)で発電した電力の一部(9万kW)を、タイ電力公社(以下、EGAT)に卸販売するとともに、同工業団地内の企業に残りの電力と蒸気を販売しています。
 ロジャナ社は、平成21年にEGATとの間で締結した新たな売電契約に基づき、平成25年から25年間、EGATへ、卸販売(9万kW)をするとともに、工業団地内の電力と蒸気の販売拡大のため、平成22年12月からロジャナ工業団地内に高効率ガスコンバインドサイクル発電方式の第二発電所(出力10.5万kW)の建設を進めてきました。

平成15年2月26日平成21年11月16日 お知らせ済み]

 その後、平成23年10月に発生した大洪水により、ロジャナ工業団地は一部浸水するなどの被害を受けましたが、復旧作業と並行して第二発電所の建設作業も進め、本日、設備に関する最終点検を終え、竣工しました。

 今後は第一発電所と合わせて、42.1万kWの電気を供給することが可能となり、このうち18万kWはEGATを通じてタイ国内向けの電力需要に、残りはロジャナ工業団地の企業向けに供給することを予定しております。

 当社は、これまで培ってきた発電所の運転・保守に関する技術ノウハウを活用することにより、日本企業が多く進出するロジャナ工業団地の生産活動を、電力と蒸気の安定供給によって支えることで、洪水被害から立ち直り、新たな成長を目指すタイの経済発展に貢献してまいります。

以 上

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