プレスリリース

2013年9月13日
関西電力株式会社

御坊発電所3号機 発電機の水素ガス密封油配管フランジ部からの水素ガス漏れに関する点検結果について

 御坊発電所3号機(定格出力:60万kW)は、停止中の9月8日19時30分頃、発電機内に封入している水素ガス※1の日量補給量が管理値を超過していたため、当社作業員が発電機周辺を点検したところ、22時40分頃、発電機の密封油※2配管フランジ部※3から水素ガスが漏れていることを確認し、早朝からの起動予定を中止しました。

[9月9日お知らせ済み]

 その後、詳細な調査を行った結果、原因は、運転に伴う当該配管フランジ部の伸縮や振動でパッキンが劣化し、ボルト間の締付状態に差が生じたことにより、配管フランジ部の密封性が失われ、水素ガスが漏れたものと推定しました。

 劣化したパッキンの取替えとボルトの締付調整を行い、漏洩検査を実施した結果、設備の健全性が確認できたことから、本日13時に起動操作を開始し、9月14日未明には通常運転を開始する予定です。

  • ※1 水素ガス・・・発電機の効率化(通風損失低減・冷却効率向上)のために使用しているもの。
  • ※2 密封油・・・発電機の軸貫通部からの水素ガスの漏洩を防ぐもの。
  • ※3 配管フランジ部・・・配管と配管をボルトにて接続している部分。
<御坊発電所の概要>
  1号機 2号機 3号機
運転開始 昭和59年9月 昭和59年11月 昭和60年3月
定格出力 60万kW 60万kW 60万kW
  • 所在地:和歌山県御坊市塩屋町南塩屋字富島1-3
  • 燃 料:原油および重油

以 上

<添付資料>

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