プレスリリース

2013年8月23日
関西電力株式会社
関電ジオレ株式会社

関電ジオレ株式会社による低濃度PCB廃棄物の無害化処理の開始について

 関西電力グループは、PCB※1廃棄物の安全かつ確実な処理に取り組んでいますが、当社グループの関電ジオレ株式会社(以下「関電ジオレ」)が、本年9月から低濃度PCB廃棄物の一つである、微量PCB汚染絶縁油※2の無害化処理を開始することとなりました。

※1 PCB(ポリ塩化ビフェニル)
有機塩素化合物の一種。PCBはその安定性、耐熱性、絶縁性に優れていることから電気絶縁材等に使用されてきたが、有害性が問題となり、昭和47年以降、生産されていない。

※2 微量PCB汚染絶縁油
電気機器等に用いられた絶縁油が微量のPCBによって汚染されたもの。PCBの濃度は数mg/kgから数十mg/kg程度(1mg/kg=0.0001%)。

 微量PCB汚染絶縁油は、その処理体制の構築と適正な処理を促進するため、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づく無害化処理認定制度の対象となっており、平成25年7月11日に、関電ジオレは環境大臣から、無害化処理事業者としての認定を受けました。その後、無害化処理の開始に必要となる建築基準法等に関する手続きを進め、本日、準備を完了しました。

 今回、関電ジオレが新たに開始する無害化処理は、同社が保有する汚染土壌処理施設(高温熱処理設備)を活用して行うもので、廃棄物処理施設以外の施設において、無害化処理の認定を受けたのは国内で初めてとなります。

 今後、関電ジオレでは、関西電力グループはもとより、グループ会社以外からも微量PCB汚染絶縁油を積極的に受け入れ、無害化処理することで、循環型社会の実現に向けて取り組んでまいります。

以 上

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