プレスリリース

2013年8月20日
関西電力株式会社

インドネシア共和国ラジャマンダラ水力発電事業に係る売電契約の締結について

 当社は、平成19年9月、インドネシア共和国におけるIPP事業であるラジャマンダラ水力発電プロジェクトについて、同国のエネルギー鉱物資源省から、独占開発権を取得しました。
 このプロジェクトは、ジャワ島・ジャカルタの南東約100kmのラジャマンダラ地点のチタルム川流域に水力発電所を建設し、インドネシア国有電力会社(以下、PLN社)に売電するものです。
 当社は、現地プロジェクト会社を設立し、その新会社とPLN社との間で、長期売電契約を締結することを目指し、協議を開始することとしました。

平成19年9月21日お知らせ済み]

 当社は、これまでPLN社と売電契約に係る協議を進めるとともに、平成24年2月に当社の100%子会社であるケーピック・ネザーランド社とPLN社の100%子会社であるインドネシアパワー社が共同出資して、発電所の土地取得、建設、運転保守を担う現地プロジェクト会社(ラジャマンダラ・エレクトリックパワー社)を設立するなど、プロジェクトの準備を進めてまいりました。

 本日、ラジャマンダラ・エレクトリックパワー社を通じ、PLN社とBOT方式による30年間の売電契約を締結しました。なお、本件は、調査段階から手がけた海外新規水力発電事業としては、国内電力会社では初めてのものです。

 今後、平成25年10月の着工、平成28年7月の運転開始を目指してまいります。

 当社は、本事業を通じて、国内で培ってきた経営資源を活用し、インドネシア共和国における低廉かつ長期安定的な電力供給や経済発展に寄与していくとともに、本事業で得た知見をフィードバックして国内事業の強化につなげ、中長期的な収益拡大を目指してまいります。

  • ※BOT(Build Operate Transfer)方式:事業会社が施設を建設し、一定期間管理・運営を行って資金を回収した後、公共側に譲渡する方式。

以 上

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