プレスリリース

2013年7月29日
関西電力株式会社

平成24年度のCO2排出係数の報告について

 当社は、本日、平成24年度のCO排出係数(使用電力量当たりのCO排出量)が「0.475kg- CO2/kWh」となることを、国へ報告しました。

 この値は、「地球温暖化対策の推進に関する法律(以下、温対法)」に基づき京都議定書のクレジット等を実際のCO排出量から控除して算出した排出係数(以下、調整後排出係数)であり、控除前の排出係数(実排出係数)は「0.514kg- CO2/kWh」となります。これらの値は、「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」の電気事業者別のCOの排出係数として、国より別途公表される予定です。

 当社は、これまで、地球温暖化防止を目指し、京都議定書第一約束期間(平成20~24年度)における目標値である5ヵ年平均で0.282kg- CO2/kWh程度(調整後排出係数)まで低減させる取組みを推進してきました。平成20年~平成22年度は3ヵ年平均で0.282kg- CO2/kWhとなり、目標レベルに達しておりましたが、東日本大震災以降の原子力の長期停止に伴う火力発電量の増加などにより、CO排出量が大幅に増加し、平成20年~平成24年度における調整後排出係数の5ヵ年平均は、0.346kg- CO2/kWhとなりました。

 当社は、引き続き、安全確保を大前提に、長期的なエネルギーセキュリティの確保や経済性、環境問題への対応を加えた「S+3E」の観点から、安全性が確認された原子力プラントの再稼動に取り組むとともに、火力発電の高効率化、再生可能エネルギーの開発・導入等を進め、CO排出係数低減にできる限り努力してまいります。

以上

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