プレスリリース

2013年5月6日
関西電力株式会社

海南発電所1号機 復水器真空度低下による運転停止について

 海南発電所1号機(定格出力:45万kW)は、通常運転中の5月5日  午前11時40分頃、蒸気タービンからの排気温度が高くなっていることを示す警報が発信したことから、関係する計器等の値を確認したところ、復水器※1の真空度が徐々に低下している※2ことを確認したため、午前11時54分に手動にて運転を停止しました。

 運転停止後、復水器の真空度は徐々に上昇し、安定していますが、原因等については調査中であり、復旧の見込みについては未定です。

 ※1復水器
復水器とは、蒸気タービンを回し終えた蒸気を、冷却水との熱交換によって冷却凝縮し、水にして体積を減らすことにより、高い真空状態を作り、蒸気の流れを良くして、タービンの効率を高くする装置。
 ※2復水器の真空度低下
復水器の真空度が異常に低下した場合、蒸気の流れが悪くなり、タービンの振動を起こす原因となる。

 <海南発電所の概要>

所在地:和歌山県海南市船尾字中浜260番地の96
燃 料:原油および重油

以 上

<添付資料>

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