プレスリリース

2013年4月26日
関西電力株式会社

今夏の需給見通しについて

 この夏の需給見通しについては、国の電力需給検証小委員会において検証が進められ、その結果を踏まえ、本日、「電力需給に関する検討会合」において、この夏の全国大の需給対策が取りまとめられました。

 当社管内のこの夏の需要は、平成22年度並みの猛暑を想定した場合でも、引き続き、無理なく継続してご協力を賜ることが期待できる、定着した節電として268万kWを織り込むこと等により、最大電力は2,845万kWとなります。
 一方、供給力は、大飯発電所3,4号機に加え、水力、火力や他社からの融通等を合わせると、現時点で2,932万kWを確保していることから、今夏は電力を安定供給する上で最低限必要な予備率となる3%程度を確保できる見通しです。

 しかしながら、この夏も、気温の変動等による電力需要の急増や発電所のトラブルなど、不測の事態により、電力需給がひっ迫することも考えられるため、昨日、関西広域連合の広域連合委員会で、平成22年夏と比べて9%削減を目安とした節電の着実な実施のお願いが示され、本日、国からも、同様の趣旨で、数値目標を伴わない節電の要請がありました。
 当社としても、国ならびに自治体の皆さまと三位一体で検討を進めてきた結果、それぞれの要請内容を踏まえ、本日、この夏の節電のお願いをさせていただくこととしました。

 具体的には、需要の想定において、定着した節電(平成22年度の夏季最大電力比:8.7%、268万kW)を見込んでいることから、この水準を目安に、この夏についても、ご無理のない範囲で、引き続き、節電・省エネにご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 当社としては、今後も引き続き、大飯発電所3,4号機に続く原子力プラントの再稼動に全力で取り組み、最大の使命である電力の安全・安定供給に全力を尽くしてまいる所存です。

国の節電要請内容および期間・時間
要請内容 国民生活や経済活動への影響を極力回避しつつ、無理のない節電が実施されるよう、「数値目標を伴わない節電」を要請する。
需給見通しには、平成22年度最大電力比で▲8.7%(関西電力管内)の定着節電分の需要減少を見込んでおり、これは、節電を行うに当たっての目安となる。
期間・時間 平成25年7月1日(月)〜平成25年9月30日(月)までの平日(ただし、8月13日(火)〜15日(木)までを除く)9時〜20時

以 上

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