プレスリリース

2013年4月1日
関西電力株式会社

米国コーブポイントLNGプロジェクトからの液化天然ガス購入に関する基本合意書の締結について

 当社は本日、住友商事株式会社(以下「住友商事」)との間で、米国メリーランド州コーブポイントLNGプロジェクトにて生産される液化天然ガスの購入に関する基本合意書を締結しました。

 本プロジェクトは、事業主のドミニオンコーブポイントLNG社(以下「ドミニオン社」)が保有、操業しているコーブポイントLNG受入基地に天然ガス液化プラントを新設し、米国内で生産されるシェールガスをはじめとした天然ガスを精製、液化し、LNGとして輸出するものです。

 住友商事は、100パーセント子会社であるパシフィック・サミット・エナジー社(以下「PSE社」)を通じて、ドミニオン社と天然ガス液化加工契約を締結しており、PSE社が調達した米国産天然ガスを本プロジェクトの天然ガス液化プラントで液化し、LNGとして引取ることとなっています。

 当社は今回の合意により、米国エネルギー省による自由貿易協定(FTA)未締結国向けのLNG輸出許可発行等を条件に、本プロジェクトの生産開始から約20年間、年間約80万トンのLNGを米国天然ガス価格(ヘンリーハブ価格)指標で購入することとしています。

 当社はこれまで、燃料調達における価格指標の多様化や調達先の分散化を図るため、米国からのLNG輸入について検討してまいりましたが、今回の合意により、LNG調達の経済性や安定性の一層の向上につながるものと考えております。

 当社は引き続き、経済性と供給安定性に優れたLNGの確保に努め、より一層の効率化と電力の安全・安定供給に万全を期してまいります。

以 上

プレスリリース