プレスリリース

2013年2月18日
関西電力株式会社

大飯発電所敷地内南側におけるトレンチ調査計画について

 当社は、平成24年8月以降、大飯発電所敷地内において、破砕帯の活動性等について調査および評価を行っていますが、このたび、3、4号機建設時に実施したトレンチ(以下「既往トレンチ」)の南側に、追加して掘削することとしていたトレンチ(以下「南側トレンチ」)の位置、大きさおよび調査工程が決定したため、原子力規制庁に報告しました。

 南側トレンチについては、平成24年11月7日、原子力規制委員会の大飯発電所敷地内破砕帯調査に関する有識者会合評価会合において、F−6破砕帯に関するさらなる情報の取得のために掘削するよう指示を受けていたものです
 この指示を受けて、掘削位置および大きさを確定させるため、既往トレンチの南側で行ったボーリング調査(群列ボーリング)の結果、岩盤の位置や、F−6破砕帯の活動性を否定する根拠となるような、建設当時の堆積層が現存することをボーリング調査および分析により確認できたことから、F−6破砕帯とこれらの堆積物との関係を確認するため、地表面で長さ約70m、幅約50m、最大深さ約40mのトレンチを掘削することとしました。

 今後、準備完了次第、南側トレンチの掘削を開始し、F−6破砕帯の活動性等を確認する調査を行い、これまでに実施している調査の結果と合わせて報告をとりまとめ、すみやかに原子力規制庁に報告する予定です。

 当社は引き続き、大飯発電所敷地内破砕帯の追加調査を着実に実施するとともに、原子力発電所の安全確保に万全を期してまいります。

以 上

プレスリリース