プレスリリース

2013年2月4日
関西電力株式会社

美浜発電所におけるWANOピアレビューの終了について

 当社は、福島第一原子力発電所事故以降、原子力発電所の緊急安全対策を速やかに実施し、現在、更なる安全性・信頼性向上のための対策に取り組んでいます。

 この度、原子力発電所のより一層の安全性・信頼性向上を図ることを目的に、1月17日から2月1日まで、当社美浜発電所において世界原子力発電事業者協会(WANO)によるピアレビューを受けました。

 今回のピアレビューは、世界(台湾、仏国、ハンガリー、韓国、日本)の合計20名の原子力専門家が参加し、発電所員の運転操作や協力企業の作業員の方々の現場作業などについて詳しく観察していただくとともに、原子力産業界のベストスタンダードを効果的に活用するのがよいとの提言をいただきました。

 当社は、ピアレビューでいただいた提言を真摯に受け止め、今後の原子力発電所の更なる安全性・信頼性向上のための自主的・継続的な改善活動に活かし、世界最高水準の安全性を達成すべく、原子力の信頼回復に向けて取り組んでまいります。

以 上

※ 世界原子力発電事業者協会(World Association of Nuclear Operators)
 1986年に発生した旧ソ連チェルノブイリ原子力発電所の事故を契機に、1989年5月に世界の原子力発電事業者により設立された民間組織。原子力発電所の安全性と信頼性を最大限に向上させることを使命とし、ピアレビュー活動、故障・トラブル事象の情報交換など発電所に対する支援活動を行っている。
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