プレスリリース

2012年2月15日
関西電力株式会社

出し平発電所(仮称)の新設について

 当社は、CO削減やエネルギーセキュリティの観点から、再生可能エネルギーの普及促進について、積極的に取り組んでいるところであり、中でも水力発電については、現在、新黒薙第二発電所の建設や既設発電所の設備更新による出力・発電電力量の増加を計画的に進めていますが、その一環として富山県黒部市宇奈月町に当社が所有する出し平ダムにおいて、河川維持流量を利用した「出し平発電所(仮称)」を新たに建設することとしました。

  • ※河川維持流量:ダム下流の景観の保全等、河川環境の維持のために放流する必要流量

 出し平発電所(仮称)は、出力510kWの発電所として、年間の発電電力量を約170万kWhと見込んでおり、CO排出量を年間約480t削減することが可能となります。

 平成26年5月着工、同年12月に営業運転開始を目指し、関係当局のご指導と地元の方々のご理解を賜りながら、安全を最優先に建設を進めてまいります。

 当社は、引き続き、3E(地球環境、エネルギー安定供給、経済性)の観点を踏まえ、再生可能エネルギーの導入に積極的に取り組み、純国産エネルギーである水力発電についても最大限に活用し、電気の低炭素化を加速させてまいります。

以 上

<参考:出し平発電所(仮称)の概要>
所在地 富山県黒部市宇奈月町
水系・河川名 黒部川水系 黒部川
発電所形式 ダム式(維持流量発電)
最大出力 510kW(1基)
発電電力量 約170万kWh/年
最大使用水量 1.76m/s
有効落差 37.16m
CO削減量 約480t/年
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