プレスリリース

2011年11月18日
関西電力株式会社

平成23年東北地方太平洋沖地震の知見等を踏まえた原子力施設への地震動及び津波の影響に関する安全性評価実施計画書の提出について

 当社は、平成23年11月11日付で原子力安全・保安院から東北地方太平洋沖地震の知見等を踏まえた原子力施設への地震動及び津波の影響に関する安全性評価の実施について指示を受け、本日、安全性評価に係る実施計画書をとりまとめ原子力安全・保安院に提出しました。

 当社は今後、地震動及び津波の影響に関する安全性評価を着実に実施するとともに、原子力発電所の安全確保に万全を期してまいります。

以 上

【平成23年11月11日付 原子力安全・保安院からの指示内容】
   当院は、今後耐震バックチェックを実施していくにあたり、当院における中間評価の段階で妥当性について改めて検証する必要性があるとされている課題及び平成23年東北地方太平洋沖地震から現時点までに得られているこれらの知見を踏まえる必要があると考える。
  美浜発電所、大飯発電所及び高浜発電所については、文献調査から天正年間に若狭地域に大きな津波が到来した旨が記載された古文書の存在が明らかとなったこと及び地震・津波に関する意見聴取会において周辺斜面の安定性評価も必要であるとの指摘があったことを踏まえ、当院は、同地域における既往津波に関する調査とそれを踏まえた津波の影響評価及び基準地震動の変更に伴い、周辺斜面の安定性の再評価と当該再評価を踏まえた安全上重要な施設等への影響評価が必要であると考える。
ついては、下記の評価に係る実施計画を策定し、平成23年11月18日までに提出すること、また、その実施状況については、2か月を超えない範囲で定期的に報告することを求める。なお、評価については、取りまとめ次第、当院に対して報告をすることを指示する。
 1.津波堆積物の掘削調査を行い、美浜発電所、大飯発電所及び高浜発電所に対する影響評価
 2.基準地震動の変更に伴う周辺斜面の安定性の再評価及び当該再評価を踏まえた安全上重要な施設等への影響評価

<添付資料>

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