プレスリリース

2011年11月15日
関西電力株式会社

運転中の原子力発電所における今後の定期検査予定について

 当社は、定格熱出力一定運転中の美浜発電所2号機、高浜発電所2号機、高浜発電所3号機、大飯発電所2号機の4基について、電力の安定供給に資するため、下表のとおり、それぞれの法定期限※1(前回の総合負荷性能検査終了日から13ヶ月を超えない日)まで運転したうえで停止し、定期検査を開始することといたします。

定期検査開始日

 これに伴い、美浜発電所2号機については11月29日頃まで、高浜発電所2号機については11月18日頃まで、定格熱出力一定での運転とし、以降、法定期限までは、それぞれ原子炉の熱出力の自然低下に伴う運転(コーストダウン運転※2)といたします。
 なお、この運転に伴うプラントの安全上の問題はありません。

以 上

※1 法定期限  電気事業法施行規則第九十一条で、「定期検査が終了した日以降、十三月を超えない時期」とされています。
※2 コーストダウン運転  通常運転においては、燃料の燃焼に伴い核分裂する燃料が減少するため、制御材である1次冷却材系統中のほう素濃度を下げることにより、定格出力を維持しています。
 これに対し、コーストダウン運転は、ほう素の濃度を下げずに燃料の燃焼に伴い電気出力を低下させていく運転方法です。
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