プレスリリース

2011年9月27日
関西電力株式会社

耐震安全性評価報告書の追加点検の報告について

添付資料

耐震安全性評価報告書の追加報告について

1.追加調査内容について
 当社は、9月9日に提出した報告書について、9月12日から、原子力安全・保安院の確認を受けているなかで、8月22日に報告した入力データの誤りに関する委託先および当社の取り組みについて、委託先で行っていた問題点の抽出、要因の分析および再発防止策の詳細を追加報告するよう指示を受けたため、9月14日に、その内容を取りまとめ、原子力安全・保安院に報告した。
 今回、9月9日に提出した報告書について、引続き原子力安全・保安院の確認を受けているなかで、基準地震動の評価、地盤変位・傾斜の評価、原子炉建屋ドーム部の評価、機器・配管系の応答倍率法による評価の保守性の確認等についても再点検し、追加報告をするよう指示を受けたため、その内容を取りまとめ報告するものである。
  • (1)美浜、高浜、大飯発電所の基準地震動の評価
  • (2)美浜、大飯発電所の地盤変位・傾斜の評価
  • (3)高浜3・4号機および大飯3・4号機原子炉建屋ドーム部の評価
  • (4)美浜・大飯発電所機器・配管系の応答倍率法による評価の保守性の確認等
2.調査方法の概要
 委託した会社(解析者)および当社により、以下の調査を実施した。
・上記(1)〜(3)の調査方法
【委託した会社(解析者)】
 入力根拠書の出典や算出過程が明確になっていること、及び電算機へインプットしたデータの電算機出力をプリントアウトしたものに痕跡を付けながら、入力根拠書どおり正しく入力されていることをダブルチェックで全数確認。
【当社】
 入力根拠書の出典や算出過程が明確になっていることを受託者(解析者)から提出された資料を照らし合わせ、電算機出力をプリントアウトしたものに痕跡を付けながら、入力根拠書どおり正しく入力されていることを全数確認。
・上記(4)の調査方法
 応答倍率法で各種の応答比を求めた評価結果と詳細評価結果との比較により、応答倍率法による評価の妥当性を確認した結果について、入力データをプリントアウトしたものに痕跡を付けながら、入力根拠書どおりに正しく入力されていることをダブルチェックで全数確認。
3.調査結果
 美浜、高浜、大飯発電所の基準地震動の評価結果、美浜、大飯発電所の地盤変位・傾斜の評価結果、高浜発電所3・4号機および大飯発電所3・4号機原子炉建屋ドーム部の評価結果、ならびに美浜、大飯発電所機器・配管系の応答倍率法による評価の保守性の確認結果等について、入力データおよび条件設定に誤りがないことを確認した。

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