プレスリリース

2011年7月22日
関西電力株式会社

美浜発電所2号機定期安全レビュー(第3回)および高浜発電所3,4号機定期安全レビュー(第2回)結果について

別紙

「美浜発電所2号機定期安全レビュー(第3回)報告書」および「高浜発電所3,4号機定期安全レビュー(第2回)報告書」の概要

1.評価対象期間
平成12年4月〜平成22年3月
(美浜発電所2号機、高浜発電所3,4号機ともに)
(参考)前回の評価対象期間
美浜発電所2号機(第2回) 平成7年4月〜平成12年3月
高浜発電所3号機(第1回) 昭和60年1月(営業運転開始)〜平成12年3月
高浜発電所4号機(第1回) 昭和60年6月(営業運転開始)〜平成12年3月
2.評価項目
(1)  保安活動の実施状況
 8分野の保安活動(「品質保証活動」、「運転管理」、「保守管理」、「燃料管理」、「放射線管理及び環境放射線モニタリング」、「放射性廃棄物管理」、「緊急時の措置」、「安全文化の醸成活動」)について、保安活動ごとの目的を達成するための活動の適切性及び有効性を評価し、今後とも保安活動を行う仕組みが機能していく見通しが得られるかを、改善活動及び実績指標の調査結果から総合的に評価した。
 評価の結果、保安活動の継続的な改善が図られ、保安活動を行う仕組みが目的に沿って有効であると評価し、今後とも保安活動を行う仕組みが有効に機能していく見通しが得られたものと評価した。
(2)  保安活動への最新の技術的知見の反映状況
 今回の評価対象期間に得られた軽水炉の安全性・信頼性に関連する重要な技術的知見を、「安全研究成果」、「国内外の原子力発電所の運転経験から得られた教訓」、「技術開発成果」に分類して調査し、これら最新の技術的知見が美浜発電所2号機、高浜発電所3,4号機へ適切に反映済みもしくは反映中であることが確認され、安全性・信頼性の向上が図られてきていると評価した。
(3) 確率論的安全評価
 原子力発電所の安全性を定量的に評価するために有効な手法である確率論的安全評価を用いて、プラント運転時および停止時における安全性を評価した。この結果、美浜発電所2号機、高浜発電所3,4号機の安全性が十分確保されていることを確認した。
 ※ 原子力安全・保安院文書に基づき自主的に実施したもの。
3.評価過程
 原子力事業本部原子力発電部門統括を統括責任者として、「保安活動の実施状況の評価」は当該発電所、「保安活動への最新の技術的知見の反映状況の評価」は原子力事業本部および当該発電所、「確率論的安全評価」は原子力事業本部で評価を実施した。美浜発電所2号機、高浜発電所3,4号機ともに平成22年4月から評価を開始した。
 この評価の過程については、平成22年度の保安検査において国の確認を受けている。
4.報告書の公開場所
・関西電力原子力情報センター(大阪市北区中之島2-18 住友中之島ビル2F)
・美浜原子力PRセンター(福井県三方郡美浜町丹生)
・若狭たかはまエルどらんど(福井県大飯郡高浜町青戸)
○美浜発電所2号機の概要
・着   工 昭和43年12月(建屋基礎工事)
・営業運転開始 昭和47年 7月
・運転実績(営業運転開始〜平成21年度)
 累積発電時間 約20.9万時間
 発電電力量 約1,019億kWh
○高浜発電所3,4号機の概要
・着   工 昭和55年12月(建屋基礎工事)
・営業運転開始 昭和60年 1月(3号機)
昭和60年 6月(4号機)
・運転実績(営業運転開始〜平成21年度)
 累積発電時間 約18.2万時間(3号機)
約18.3万時間(4号機)
 発電電力量 約1,590億kWh(3号機)
約1,598億kWh(4号機)

以 上

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