プレスリリース

2011年3月31日
関西電力株式会社

環境モニタリングセンターでの放射性よう素の検出について

 当社は、福島第一原子力発電所の事故を踏まえ、発電所周辺の大気中の放射性物質の量を確認するため、平成23年3月14日より順次、美浜、高浜、大飯の各発電所構内および環境モニタリングセンター(美浜町佐田)屋外にて、大気中の塵とよう素をサンプリングし、1回/週の頻度で放射性物質を測定※1していますが、本日、環境モニタリングセンター建屋横での測定において、ごく微量の放射性物質(よう素131)を検出しました。

 当社発電所において、よう素が放出されるような操作を行っていないことから、本事象は当社発電所に起因したものではありません。

(環境モニタリングセンターで検出された放射性物質濃度:ベクレル/m
採取箇所 採取期間 測定日 検出核種 放射性物質濃度※2
(検出限界)
環境モニタリング
センター建屋横
H23.3.24
〜H23.3.31
H23.3.31 よう素131 0.00213
(0.00045)
  • ※1 屋外(大気中)の空気を吸引し、ろ紙に集めたダスト(塵)と活性炭に吸着させたよう素を放射性核種分析装置にて測定。
  • ※2 今回確認された放射性物質による濃度(0.00213ベクレル/m)の空気を1日分呼吸した時の長期に受ける放射線量は、約0.0018マイクロシーベルト(小児)※3であり、胸のエックス線検診(1回)で受ける放射線量(60マイクロシーベルト)と比べると約3万分の1と十分低い値です。
  • ※3 原子力安全委員会が定めた環境放射線モニタリング指針(平成22年度一部改訂)の第4章緊急時モニタリングによる線量評価法に基づく、小児に対する実効線量評価値。

以 上

<添付資料>

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