プレスリリース

2011年2月22日
イオン株式会社
イオンリテール株式会社
関西電力株式会社

国内商業施設最大規模の太陽光発電設備や新たな省エネ技術を導入!「イオン伊丹昆陽ショッピングセンター」におけるCO2排出量30%削減に向けた取組みについて~イオンと関西電力が低炭素社会実現に向けて協業~

 イオン株式会社(以下、「イオン」)、イオンリテール株式会社(以下、「イオンリテール」)、関西電力株式会社(以下、「関西電力」)は、イオンリテールが3月22日(火)にグランドオープンする「イオン伊丹昆陽ショッピングセンター」において、従来型ショッピングセンター(SC)に比べてCO排出量30%削減を目指したプロジェクトで協業してまいります。

 イオンは、2008年3月に「イオン温暖化防止宣言」を策定し、2012年度にCO排出総量を2006年度比で30%削減という数値目標の達成に向け、地域社会の環境保全や持続可能性に配慮した「エコストア」の出店を進めており、当SCが11ヶ所目の「エコストア」となります。本協業による取り組みは、「平成20年度第1回国土交通省住宅・建築物省CO推進モデル事業」に採択されるとともに、当SCがCASBEE(建築物総合環境性能評価システム)においてもSランクの取得・認証を目標とするなど、環境性能に高い評価をいただけるに値するSCを目指しています。

 一方、関西電力グループは、低炭素社会のメインプレーヤーとして、電気の低炭素化の加速、お客さまと社会の省エネ・省コスト・省COへの貢献を推進しています。また、電力供給を中心としたトータルエネルギーソリューションでの多数の実績、ノウハウを有しており、環境面から設備構築、運用、省エネルギーを含めた低炭素社会を目指したサービスを展開しています。

 当SCは、国内商業施設最大規模の発電容量1,160kWの太陽光発電設備(一般家庭約310軒分)や、オゾン層破壊係数と地球温暖化係数がともにゼロのアンモニア冷媒を利用したアンモニアチラーを国内商業施設として初めて導入し、関西電力が提案する氷蓄熱システムとインバータターボ冷凍機を組み合わせた高効率な空調システムを採用するなど環境に配慮した先進技術を積極的に導入しております。
 また、関西電力グループの関電エネルギーソリューション(以下、「Kenes」)が提供するユーティリティサービス※1を導入いたします。当SCで必要となる電気や熱・冷水等を供給する設備について、Kenesが設計・施工段階からかかわり設備を保有いたします。さらに、運転、保守、運用管理、およびBEMS※2を活用したエネルギーマネジメントにより、省エネルギー・省COの推進に努めてまいります。
 なお、当SCは、延床面積あたりのCO排出量が最も少ないSCを目指します。

(※1)ユーティリティサービス:お客さまにとって初期設備投資費用の負担軽減、設備の最適運転による エネルギーコストの低減やメンテナンスコストの平準化が図れるサービス
(※2)BEMS:「Building and Energy Management System」の略で、建物の使用エネルギーや室内環境を見える化し、省エネルギーに役立てていくためのシステム

 イオンと関西電力グループは、今後も低炭素社会の実現に向けて、商業施設における省エネルギー・省COの取り組みに協力していきます。

以 上

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