プレスリリース
2010
2010年11月25日
関西電力株式会社
当社原子力発電所の耐震安全性評価結果の一部補正について
<別紙1>
- [1]耐震安全性評価にかかる経緯
-
H18. 9.20 原子力安全・保安院が新耐震指針に照らした耐震安全性評価の実施を指示 H20. 3.31 当社は中間報告書を原子力安全・保安院、福井県、立地町等に提出 H20. 4月〜 原子力安全・保安院の審議会で当社中間報告の内容について審議 H20. 9. 4 原子力安全・保安院が「新潟県中越沖地震を踏まえた原子力発電所等の耐震安全性評価に反映すべき事項」を示す
(内容:震源の特性として、短周期の地震動の大きさが平均より1.5倍程度大きかったこと等)H21. 2.25 原子力安全・保安院が「活断層等に係る中間的整理(案)」を示す
(内容:別々の断層と評価していた「B断層、野坂断層、大陸棚外縁断層」、「FO−A断層、FO−B断層」を、それぞれ同時に活動するものとして評価することが適切)H21. 3.31 当社は中間報告書の追補版を原子力安全・保安院、福井県、立地町等に提出 H21.10. 9 当社は原子力安全・保安院における審議状況を踏まえ、基準地震動Ssを再評価し、その結果を審議会に報告([2]の 参照)
H21.11.10〜 見直した基準地震動により、安全上重要な建物・構築物等の耐震安全性を再評価し、その結果を順次、審議会に報告([2]の 参照)
H22.11.10 原子力安全・保安院の審議会における中間報告書および追補版の審議が終了 H22.11.25 当社は中間報告書の補正版(「当社原子力発電所『発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針』の改訂に伴う耐震安全件評価結果(原子力安全・保安院での審議状況の反映)」)を原子力安全・保安院、福井県、立地町等に提出
- [2]中間報告書の追補版から見直した主な内容
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実施項目 今回の補正版で見直した主な内容 基準地震動の再評価
(別紙2参照)断層モデルを用いた地震動評価の見直しにより、基準地震動Ssを改めて策定。その結果は、以下のとおり。
美浜発電所: 断層モデルによる地震動7波を基準地震動に追加 大飯発電所: 断層モデルによる地震動2波を基準地震動に追加 高浜発電所: 変更なし (H21.10.9の国の審議会に報告済) 安全上重要な建物・構築物、および機器・配管系の耐震安全性を再評価
美浜発電所、大飯発電所(別紙3参照):
上記の見直した基準地震動により、安全上重要な建物・構築物、および機器・配管系の耐震安全性を再評価し、評価基準を満たしていることを確認。
安全上重要な機器・配管系の耐震安全性について、中間報告書の追補版よりも詳細に評価し、評価基準を満たしていることを確認。
(H21.11.10以降、順次国の審議会に報告済)
[3]基準地震動(最大加速度)の新旧比較 | (単位:ガル) |
※:基準地震動の最大加速度には変更ないが、断層モデルによる地震動を追加。[2]の参照。