プレスリリース

2010年9月27日
関西電力株式会社

マングローブの植林技術とエタノール化技術の開発について

添付資料1

技術開発研究計画の概要

1.研究テーマ マングローブ(ニッパヤシ)の植林技術とエタノール化技術の開発
2.研究目的 荒廃地にCO2固定能力の高いマングローブの一種であるニッパヤシを植林するとともに、その樹液からバイオエタノールを製造し、ガソリンの代替燃料として使用することで、「地球環境への貢献」と「地域社会への貢献」を同時達成できるような温暖化対策事業モデルを創出する。
3.研究体制 関西電力(株) 研究開発室 電力技術研究所 環境技術研究センター
京都大学 大学院エネルギー科学研究科(坂 志朗教授)
(株)環境総合テクノス 環境部
(取締役社長:今井 武、本社:大阪市中央区、資本金8,000万円※当社100%出資)
4.研究内容
(1)植林技術の開発(関西電力・環境総合テクノス)
試験地に植林したニッパヤシの生長データを収集。植生密度や土壌条件といった立地条件とニッパヤシの生長との関係を分析し、ニッパヤシから樹液をより多く採取できるよう植林する技術を開発する。
(2)エタノール化技術の開発(京都大学・関西電力)
エタノール化を効率的に行うため、土壌成分や熱処理がどのように影響するかを解明。サトウキビからエタノールを製造する工場でニッパヤシの樹液から製造できるかを検証する。
(3)事業性評価(関西電力)
植林やバイオエタノール製造にかかる費用やバイオエタノールの需要などを踏まえ、事業性を評価する。
5.実施場所 タイ南部 ナコンシタマラット
6.試験地面積 約0.7ha
7.研究期間 平成22年度〜平成24年度(3年間)
<植林技術とエタノール化技術のイメージ>
図 植林技術とエタノール化技術

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