プレスリリース

［別　紙］

（注）　日本原燃から未引渡しのプルトニウムを含む。

※　今回よりプルトニウム所有量をキログラム単位で表示している。表中の太字下線部は今回の見直し部分を示す。

（注）日本原燃から未引渡しのプルトニウムを含む。

　六ヶ所再処理工場では、平成２１年度末までに４２５トン（うち当社分は２1年度末までに１３０トン）の使用済燃料の再処理が行われた。また、平成２２年度は、使用済燃料の再処理は行われない計画^（＊１）である。その結果、当社の２２年度末保有予想プルトニウム量は２１年度末と同じ５５６キログラムとなる予定である。^（＊２）

（１）プルトニウムの利用場所

　六ヶ所再処理工場で回収されるプルトニウムは、軽水炉である高浜発電所３，４号機及び大飯発電所の１〜２基で利用する計画であるが、その他に研究開発用に日本原子力研究開発機構に譲渡する場合と、電源開発株式会社大間原子力発電所用に譲渡する場合がある。具体的な譲渡量は今後決定した後に公表する。

（２）プルトニウムの年間利用目安量

　プルトニウムの年間利用目安量は、ＭＯＸ燃料に含まれるプルトニウムを１年の利用量に換算したものであり、１．１〜１．４トンである。なお、この年間利用目安量には海外で回収されたプルトニウムの利用量を含んでいる。

（３）プルトニウムの利用開始時期及び利用に要する期間の目途

　プルトニウムの利用開始時期は、再処理工場に隣接して建設される予定の六ヶ所ＭＯＸ燃料加工工場の竣工予定時期である平成２７年度以降である。それまでの間、プルトニウムは六ヶ所再処理工場で、ウラン・プルトニウム混合酸化物粉末の形態で保管される。また、利用に要する期間の目途は、プルトニウム所有量を年間利用目安量で除した、約０．４〜０．５年相当^（＊３）である。

　当社は、平成２２年６月末現在、国内で約９８３キログラム（日本原子力研究開発機構分約１８６キログラム、日本原燃分約４６６キログラム^（＊４）、発電所分約３３１キログラム^（＊５））、海外で約８，０８９キログラム^（＊６）（仏国回収分約６，２５３キログラム^（＊７）、英国回収分約１，８３７キログラム）のプルトニウムを所有しており、海外に所有しているプルトニウムは海外でＭＯＸ燃料に加工の上、利用することとしている。
　なお、海外に所有するプルトニウムの内、仏国に所有するプルトニウムを利用して、高浜発電所３号機でのプルサーマル計画に使用するＭＯＸ燃料２０体^（＊８）の製造を行っている。　　
　今後とも、プルサーマル計画を進めるにあたり、安全を最優先にステップバイステップで着実に進めて参りたい。

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