プレスリリース
2010
2010年4月19日
関西電力株式会社
高浜発電所の原子炉設置変更許可について
別紙
- 1.1号炉及び2号炉取替燃料として燃料集合体最高燃焼度55,000MWd/tの高燃焼度燃料を使用(図1参照)
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変更理由 1号炉及び2号炉において、使用済燃料の発生量を低減するため、取替燃料として燃料集合体最高燃焼度制限を55,000MWd/tに引き上げた高燃焼度燃料(ステップ2燃料)を使用する。
これに伴い、1号炉及び2号炉の燃料取替用水タンクのほう素濃度を変更するとともに、下記設備の取扱い及び貯蔵の対象として、1号炉及び2号炉のステップ2燃料を追加する。- ・3号炉原子炉補助建屋内の核燃料物質取扱設備の一部及び使用済燃料貯蔵設備(1号、2号、3号及び4号炉共用)
- ・4号炉原子炉補助建屋内の核燃料物質取扱設備の一部及び使用済燃料貯蔵設備(1号、2号、3号及び4号炉共用)
装荷計画 高燃焼度燃料は、平成24年に実施予定の高浜発電所1号炉第28回定期検査及び平成25年に実施予定の高浜発電所2号炉第28回定期検査以降の取替燃料として装荷する予定である※1。 - ※1:今回、1号炉平成24年度第28回定期検査、2号炉平成23年度第27回定期検査を、1号炉平成24年第28回定期検査、2号炉平成25年第28回定期検査に変更
- 2.1号及び2号炉共用の洗浄排水処理装置の取替えに伴う処理方式の変更(図2参照)
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変更理由 1号及び2号炉共用の洗浄排水処理装置について、信頼性向上及び2次廃棄物発生量低減の観点から、処理方式を逆浸透膜方式から膜分離活性汚泥方式へ変更する。 工程 1号及び2号炉共用の洗浄排水処理装置取替工事
:平成23年4月〜平成24年5月※1- ※1:平成23年3月〜平成23年10月を平成23年4月〜平成24年5月に変更(平成21年11月17日一部補正申請を実施)
- 3.3号及び4号炉共用の洗浄排水処理装置の取替えに伴う処理方式及び容量の変更(図2参照)
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変更理由 3号及び4号炉共用の洗浄排水処理装置について、信頼性向上及び2次廃棄物発生量低減の観点から、処理方式を逆浸透膜方式から膜分離活性汚泥方式へ変更するとともに、処理容量を約1m3/hから約2m3/hに変更する。 工程 3号及び4号炉共用の洗浄排水処理装置取替工事
:平成24年5月〜平成25年8月※1- ※1:平成24年4月〜平成24年11月を平成24年5月〜平成25年8月に変更(平成21年11月17日一部補正申請を実施)
- 4.1号炉及び2号炉非常用電源設備のうち蓄電池の負荷変更(図3参照)
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変更理由 1号炉及び2号炉の蓄電池について、将来的な負荷増加に対する供給余裕拡大の観点から、現在接続されている常用系負荷の一部を、新たに設置する常用系蓄電池からの給電に変更する。 工程 1号炉蓄電池負荷移設工事
:平成23年1月〜平成23年4月※1
2号炉蓄電池負荷移設工事
:平成23年11月〜平成24年2月※2
- ※1:平成22年12月〜平成23年2月を平成23年1月〜平成23年4月に変更
- ※2:平成22年7月〜平成22年9月を平成23年11月〜平成24年2月に変更
- (平成21年11月17日一部補正申請を実施)
- 5.1号、2号、3号及び4号炉共用の使用済燃料輸送容器保管建屋の一時保管対象物として、ウラン・プルトニウム混合酸化物新燃料を装てんしたあるいは取り出した後のウラン・プルトニウム混合酸化物新燃料輸送容器を追加(図4参照)
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変更理由 1号、2号、3号及び4号炉共用の使用済燃料輸送容器保管建屋について、3号炉及び4号炉使用済燃料貯蔵設備周辺エリアにおけるウラン・プルトニウム混合酸化物新燃料の受け入れにあたり、他作業との輻輳回避による作業安全性向上及び円滑化の観点から、ウラン・プルトニウム混合酸化物新燃料を装てんしたあるいは取り出した後のウラン・プルトニウム混合酸化物新燃料輸送容器を一時保管対象物として追加する。