プレスリリース
2010
2010年4月5日
関西電力株式会社
新関西電力病院I期建設工事現場における土壌調査の結果について
当社は、平成22年3月から、新関西電力病院(大阪市福島区)のⅠ期建設工事を進めていますが、建設工事に伴う自主的な土壌調査を行った結果、深さ12~13mの地層の一部から環境基準※1を超える「砒素及びその化合物」が検出されました。
検出された砒素及びその化合物は、文献※2等によると、大阪平野に自然に存在する可能性が高いものです。
大阪府の環境保全条例※3に定める表層部分(深さ50cm)の土壌調査においては、環境基準を超える特定有害物質※4は検出されておらず、さらに、自主的な土壌調査においても同様に、表層部分においては環境基準を超える特定有害物質は検出されなかったことから、汚染土壌の飛散や直接摂取といった周辺への影響はありません。
今後、搬出する汚染土壌については、環境省の「指定区域以外の土地から搬出される汚染土壌の取扱指針」に基づき適切に処理する予定です。
- 1.当該地の概要
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名称 : 新関西電力病院Ⅰ期建設工事現場 所在 : 大阪市福島区福島2丁目1−7 敷地面積 : 9,664m2(Ⅰ期工事範囲面積3,600m2) - 2.汚染の状況
- 当該地の土壌への特定有害物質の溶出について2地点で土壌溶出量※5を自主的に調査した結果、深さ12~13mの地層から環境基準の2.4~7.9倍の「砒素及びその化合物」が検出されました。
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<土壌調査結果> 土壌溶出量 基準を超えた特定有害物質 砒素及びその化合物 基準を超えた範囲 0.024~0.079mg/ℓ 基準 0.01mg/ℓ 基準に対する倍率 2.4~7.9倍
- ※1:土壌汚染対策法の定める基準
- ※2:『新関西地盤−大阪平野から大阪湾−』(2007 KG-NET・関西圏地盤研究会)
- ※3:大阪府生活環境の保全等に関する条例 第81条の4及び5
- ※4:土壌汚染対策法の定める砒素、カドミウム、水銀等の25種類の物質
- ※5:土壌に水を加えた場合に溶出する有害物質の量
以 上