プレスリリース

2010年3月19日
関西電力株式会社

美浜発電所2号機の原子炉手動停止について(原子炉格納容器内での水の滴下の確認)

 美浜発電所2号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力50万キロワット、定格熱出力145万6千キロワット)では、定格熱出力一定運転中の本日12時頃、監視カメラにより原子炉格納容器内を確認していた中央制御室の運転員が、化学体積制御系※1の再生熱交換器※2室内で水の滴下(4滴/分)があることを確認しました。

 運転パラメータや格納容器内の放射線モニタ等に異常は認められておりませんが、滴下箇所の特定や詳細な点検調査を行うために原子炉を停止することとし、本日14時00分に出力降下を開始しました。

 本日21時頃には発電を停止し、同22時頃に原子炉を停止する予定です。

 なお、この事象による環境への放射能の影響はありません。

  • ※1 化学体積制御系
    一次冷却材系の水質管理を行うために同系統から冷却材の一部を抽出し浄化した後、保有水量やほう素濃度等を調整し、一次冷却材系統に冷却材を充てんする系統。
  • ※2 再生熱交換器
    原子炉から化学体積制御系への抽出水と原子炉への充てん水との間で熱交換を行うことにより、充てん水を加熱し、原子炉冷却系等への熱影響を緩和する機器。

以 上

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