プレスリリース

2010年1月20日
関西電力株式会社

大飯発電所3号機の原子炉起動および調整運転の開始について

添付-1

大飯発電所3号機原子炉容器Aループ出口管台補修溶接工事の概要

1.概要

 前回の第13回定期検査において、原子炉容器Aループ出口管台溶接部に傷が認められたため、傷を全て削り取った後、予防保全対策としてウォータージェットピーニングを実施した箇所について、今定期検査で補修溶接を行いました。
 工事にあたっては、原子炉容器から取り出した炉内構造物を仮置きしているキャビティの水が作業場所に入ってこないよう円筒容器を用いて遮水し、作業を実施しました。

2.工事工程

 

○ 円筒容器の設置 平成21年11月12日 〜 11月23日
○ 溶接工事 平成21年11月23日 〜 12月13日
○ 円筒容器の撤去 平成21年12月13日 〜 12月24日
3.工事方法

図-1(1/2) (2/2)参照]

 燃料取出し後に原子炉容器上部に円筒容器を設置するとともに、原子炉容器内や原子炉冷却材出入口配管内の水を抜いて、溶接箇所を気中環境とした後、円筒容器内から当該溶接箇所へ作業装置を搬入・設置し、成型加工や溶接などの工事を実施しました。
 補修溶接は、前回定検で切削した箇所を溶接しやすい形状に成型加工し、600系ニッケル基合金で肉盛溶接を行った後、1次冷却材に接する溶接部内面全周を一様に切削し、690系ニッケル基合金で溶接しました。

4.被ばく線量

 約0.15人・シーベルト

以 上

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