プレスリリース

2009年10月20日
関西電力株式会社

MID都市開発株式会社の株式取得について

 当社は、エートス・キャピタル・アジアファンドが保有するMID都市開発株式会社(以下「MID」)の発行済株式総数の78.74%※1を取得する株式譲渡契約※2を、その運用管理を行うエートス・ジャパン・エルエルシーを通じ、本日、締結しました。
 なお、株式譲渡は本年12月初旬の予定であり、株式取得後、MIDおよびその子会社(以下「MIDグループ」)は当社グループの連結子会社となる予定です。

  • ※1 既保有分1.08%と合わせると79.82%となる。
  • ※2 契約の相手方は、エートス・キャピタル・アジアファンド傘下の米国法人であるペルセウス・フィナンシャル社とテーミス・フィナンシャル社の2社。

 MIDグループは、マンションや戸建の開発・分譲、ビルの開発や運用管理等を手がける総合不動産事業と、ビル、工場、病院等の施設管理事業を主な事業内容とし、関西圏を中心に、長年にわたる不動産開発実績と多数の施設管理実績があります。
 今回、当社が株式を取得するねらいは、以下のとおりです。

1. 低炭素社会にふさわしい省COのマンション・ビルの供給拠点の構築・強化
 住宅やビルなど民生分野の低炭素化のためには、経済合理性と両立する省CO技術の活用が必要であり、低炭素な系統電力をヒートポンプ技術により高効率で活用する、 電気主体のエネルギーシステムの導入が重要であると考えている。
 そうしたなか、民生分野のオール電化の採用比率を一層高めるため、低炭素社会にふさわしいCO排出の少ないマンションやビル等を、当社グループ自ら供給する拠点 の構築と強化が必要である。
 こうした観点から、MIDが持つ不動産開発力を活用し、低炭素社会の先進モデルとなるマンションやビルを開発、促進し、市場におけるオール電化のさらなる浸透を 図っていく。
2. トータルソリューションサービスの拡大
 MIDグループの高品質な施設管理サービスと、株式会社関電エネルギーソリューションが提供する、エネルギーマネジメントに強みを持つユーティリティサービスを 組み合わせ、「設備のライフサイクルコスト低減」と「省CO」という、お客さまの課題に応えるトータルソリューションサービスを拡大していく。
3. グループ全体の収益拡大
 新たに開発するマンションやビルに、電化に加えて通信、セキュリティ、介護・ヘルスケア等、グループ会社のサービスを組み合わせるとともに、トータルソリューション サービスを拡大していくことにより、グループ全体の収益拡大を図っていく。

 今回の株式取得により、オール電化をはじめ当社グループのサービスを幅広くご提供していくための事業基盤強化を図り、低炭素社会実現に向けた動きが加速するなかで、お客さまにとってのベストソリューションをご提案していくことで、当社グループの 目指す「お客さま満足No.1企業」を実現するよう取り組んでまいります。

以 上

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