プレスリリース

2009年10月5日
関西電力株式会社

原子力発電所の運営状況について

 当社の原子力発電所における運営状況について、以下のとおりお知らせします。

1.運転状況について(平成21年10月5日現在)
発電所 電気
出力
(kW)
運転状況 備  考
美 浜
発電所
1号機 34.0万 第24回 定期検査中
H21年8月17日〜H21年12月上旬予定
 
2号機 50.0万 運転中
  • ○復水タンク水位計の指示値低下に伴う運転上の制限の逸脱および復帰について
    詳細は2(3)のとおり
    【事象概要についてお知らせ(新規お知らせ)】
3号機 82.6万 運転中  
高 浜
発電所
1号機 82.6万 第26回 定期検査中
H21年9月14日〜H21年12月中旬予定
 
2号機 82.6万 運転中  
3号機 87.0万 運転中  
4号機 87.0万 運転中  
大 飯
発電所
1号機 117.5万 第23回 定期検査中
H21年8月20日〜H22年1月上旬予定
 
2号機 117.5万 運転中  
3号機 118.0万 運転中  
4号機 118.0万 運転中  

2.トラブル等情報について

(1)法令に基づき国に報告する事象(安全協定の異常時報告事象にも該当する事象)

なし

(2)安全協定の異常時報告事象

なし


(3)保全品質情報等

(概要〕
 10月5日、運転中の美浜2号機において、中央制御室の復水タンク水位計指示値が低下したことから、9時36分、運転上の制限の逸脱を判断しましたが、9時44分に指示値は通常値に戻り、 10時20分に運転上の制限の逸脱からの復帰を判断しました。
 指示値が低下したのは、復水タンク周辺の電源ケーブルの取り外し作業の際、復水タンク水位計の電源ケーブルを取り外したためであり、この原因について現在調査中です。
 なお、この事象による周辺環境への影響はありません。
発電所名  美浜発電所2号機 発 生 日 平成21年10月5日
件  名 復水タンク水位計の指示値低下に伴う運転上の制限の逸脱および復帰について     (添付図参照)
事象概要
および
対 策 等

 定格熱出力一定運転中の平成21年10月5日9時35分頃、運転員が中央制御室の復水タンクの水位計指示値が低下(約8.7mから0m)していることを確認しました。指示低下時に実施していた作業を確認したところ、復水タンク廻りの凍結防止用ヒータ用の電源ケーブルが入っている電線管取替えのため、同ヒータ電源ケーブルの取り外し作業を実施していることがわかりました。このため、取り外した電源ケーブルを復旧したところ、9時44分に指示値が復帰しました。指示値が低下していた間の復水タンク水位については、現地の水位計により、変動がないことを確認しています。
 調査の結果、復水タンク廻りの凍結防止用ヒータの電源ケーブルを取り外す作業の際に、当該水位計の電源ケーブルを取り外したことにより指示値が低下したことがわかりました。現在、当該電源ケーブルを取り外した原因について調査中です。
 保安規定においては、事故が発生した場合に中央制御室から復水タンクの水位を確認できることが求められているため、9時36分(運転上の制限の逸脱を判断した時間)から、指示値が復帰し、今回の原因が当該水位計の電源ケーブルを取り外したことであると確認された10時20分までの間、運転上の制限から逸脱していると判断しました。
 なお、この事象による周辺環境への影響はありません。

  • *:外気温度の低下により、水位伝送器他の配管の水が凍結することを防止するためのヒータ。

以 上

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