プレスリリース
2008
2008年7月31日
関西電力株式会社
高浜発電所3号機の原子炉起動および調整運転の開始について
高浜発電所3号機 第18回定期検査中の保全品質情報等について
高浜発電所3号機 第18回定期検査中における保全品質情報等について、以下のとおりお知らせします。
(1)保全品質情報等
発電所名 | 高浜発電所3号機 | 発 生 日 | 第18回定期検査中 (平成20年7月3日) |
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件 名 | B−余熱除去冷却器バイパス流量制御弁グランドリークオフ配管フランジからの わずかな漏えいについて (添付図参照) | |||||||||||||||||||
事象概要 および 対 策 等 |
高浜発電所3号機は、第18回定期検査中の平成20年7月3日、「3号機 補助建屋(1次系)EL4.0m」の漏えい検知警報が発信しました。
現地を確認したところ、B−余熱除去冷却器※1バイパス流量制御弁※2グランドリークオフ配管※3フランジより、1秒間に2滴の水(1次冷却材)の漏えいを確認し、漏えいした水は、目皿から補助建屋サンプタンクに回収されていました。 直ちに漏えい箇所をビニール袋で養生し、その後、当該系統を隔離・水抜きの上、当該パッキンを取替え、翌7月4日に復旧しました。 漏えいした水の量は、約1.8リットルと推定されましたが、本事象における周辺環境への放射能の影響はありませんでした。 漏えい原因について調査した結果、今定期検査において、高サイクル疲労割れに係る対策工事として実施した余熱除去冷却器バイパスライン合流部の配管ルート変更に伴い、当該グランドリークオフ配管についても改造を行いました。改造後、フランジ接続の配管を上下逆に取り付けた箇所があることが判明したため、再取付けを行うこととしました。その際、正規仕様パッキンの在庫がなかったため、メーカ作業責任者の判断で別仕様のパッキンを使用したことにより、芯ズレした状態で取り付けられました。このため、系統の水張りを行った際に、グランドリークオフ配管内の水が、当該フランジから漏えいしたものと推定しました。 対策として、以下のとおり実施します。
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以 上