プレスリリース
 2008
2008
2008年7月31日
関西電力株式会社
高浜発電所3号機の原子炉起動および調整運転の開始について
添付-1
高浜発電所3号機原子炉容器上部ふた取替工事の概要
| 1. 概 要 | 
| 高浜発電所3号機の原子炉容器上部ふた取替工事は、第18回定期検査(平成19年11月23日開始)で実施しました。 平成20年1月16日に新上部ふたの原子炉格納容器内への搬入、1月24日から25日に旧上部ふたの搬出を行い、新上部ふたは7月7日から14日に原子炉容器へ据付けました。 | 
| 2.原子炉容器上部ふた取替工事の工程 | [別紙 参照] | 
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| 3.原子炉容器上部ふたの技術的改善点 | [図-1参照] | 
| 新上部ふたは、主要寸法等の仕様に変更はありませんが、管台の材料を変更し耐食性の向上を図るなどの改善を行っています。 主な改善点は、次のとおりです。 | 
| 項目 | 改善点 | 理由 | 
| 管台の材料 | 690系ニッケル基合金に変更 (旧ふたは600系ニッケル基合金) | 耐腐食性向上 | 
| キャノピーシール | 廃 止 | 信頼性向上 | 
| フランジと鏡板の取合部 | 一体化による溶接部の廃止 | 信頼性向上 | 
| 管台溶接部形状 | 開先形状変更 | 溶接残留応力を低減 | 
| 4. 旧原子炉容器上部ふたの保管 | 
| 旧原子炉容器上部ふたは、保管容器内に収納した状態で、B蒸気発生器保管庫に保管しました。 | 
| 5. 廃棄物の発生量 | 
| 原子炉容器上部ふたの取替工事に伴い、上部ふた搬出時の干渉物(コンクリート壁)などが放射性廃棄物として発生し、発生量は200リットルのドラム缶に換算して約310本でした。これらの廃棄物は、既設の廃棄物庫およびAおよびB蒸気発生器保管庫内に保管しました。 | 
| 6. 予想被ばく線量 | 
| 約0.23人・シーベルト | 
以 上
| ・ | 別紙 | 
| ・ | 図−1 | 
