プレスリリース

2008年7月1日
関西電力株式会社

大飯発電所1、2号機定期安全レビュー(第2回)結果について

別紙1

「大飯発電所1、2号機定期安全レビュー(第2回)報告書」の概要

1.評価対象期間
(1) 大飯発電所1、2号機
 
  平成11年4月1日〜平成19年3月31日
(必要に応じ、上記以外の期間における取組についても、評価または確認を実施。)


2.評価項目
(1)運転経験の包括的評価
   「品質保証活動」、「運転管理」、「保守管理」、「燃料管理」、「放射線管理及び環境放射線モニタリング」、「放射性廃棄物管理」、「事故・故障等発生時の対応及び緊急時の措置」、「事故・故障等の経験反映状況」の8分野の保安活動について、組織・体制、社内マニュアル、教育・訓練、改善状況等の観点から評価し、事故やトラブルを含む運転経験で得られた教訓が各保安活動に適切に反映されていることを確認した。
 また、「安全文化に関する取組」も評価し、現在は、美浜発電所3号機二次系配管破損事故の再発防止対策の実施を通じて、安全文化の再構築に取り組みながら、その状況を、指標を用いて評価し、改善を行う仕組の試運用を行っていることなどを確認した。


(2) 最新の技術的知見の反映
   今回の評価対象期間に得られた軽水炉の安全性・信頼性に関連する重要な技術的知見を、「安全研究成果」、「国内外の原子力発電所の運転経験から得られた教訓」、「技術開発成果」に分類して調査し、これら最新の技術的知見が適切に反映され、安全性・信頼性の向上が図られてきていることを確認した。


(3) 確率論的安全評価
   平成17年12月26日付原子力安全・保安院文書に基づき、設計での想定を大幅に超えて炉心損傷および格納容器破損に至る可能性を確率論的安全評価を用いて評価し、プラント運転時および停止時において、大飯発電所1、2号機の安全性が十分確保されていることを確認した。

  ※原子力安全・保安院文書に基づき実施したもの。


3.評価過程
   原子力事業本部副事業本部長を統括責任者として、「運転経験の包括的評価」は当該発電所、「最新の技術的知見の反映」および「確率論的安全評価」は原子力事業本部で評価を実施した。大飯発電所1、2号機は昨年10月から評価を開始した。
 この評価の過程については、平成19年度および平成20年度の保安検査において国の確認を受けている。


4.報告書の公開場所
 
関西電力原子力情報センター(大阪市北区中之島2-18 住友中之島ビル2F)
エル・パークおおい「おおいり館」(福井県大飯郡おおい町大島)


○大飯発電所1、2号機の概要
 
・着  工   昭和47年10月(建屋基礎工事)
・営業運転開始    昭和54年 3月(1号機)
    昭和54年12月(2号機) 
・運転実績(営業運転開始〜平成18年度)
   累積発電時間   約16.3万時間(1号機) 
  約17.4万時間(2号機)
   発電電力量   約1,889億kWh(1号機)
  約2,029億kWh(2号機)

以 上

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