プレスリリース
2007
2007年11月21日
関西電力株式会社
高浜発電所3号機の定期検査開始について
添付-1
高浜発電所3号機原子炉容器上部ふた取替工事の概要
1. 概 要 |
高浜発電所3号機の原子炉容器上部ふた取替工事は、第18回定期検査(平成19年11月23日開始)で実施します。 平成20年1月16日に新上部ふたの原子炉格納容器内への搬入、1月24日から25日に旧上部ふたの搬出を行い、新上部ふたは2月11日から17日に原子炉容器へ据付ける予定です。 |
2.原子炉容器上部ふた取替工事の工程 | [別紙 参照] |
|
3.原子炉容器上部ふたの技術的改善点 | [図-1参照] |
取替後の原子炉容器上部ふたは、海外の損傷事例を反映した原子炉容器上部ふたを採用します。 主な改善点は、次のとおりです。 |
項目 | 改善点 | 理由 |
管台母材及び 溶接金属材料変更 |
690系ニッケル基合金に変更 (旧ふたは600系ニッケル基合金) |
耐腐食性向上 |
キャノピーシール | 廃 止 | 信頼性向上 |
フランジと鏡板の取合部 | 一体鍛造化による溶接部の廃止 | 信頼性向上 |
管台溶接部形状変更 | 上部ふたとふた管台との溶接部 開先形状変更 |
溶接残留応力低減 |
4. 旧原子炉容器上部ふたの保管 |
旧原子炉容器上部ふたは、保管容器内に収納した状態で、発電所内に設置した鉄筋コンクリート造の蒸気発生器保管庫内に旧蒸気発生器とともに保管します。 |
5. 廃棄物の発生量 |
原子炉容器上部ふたの取替工事に伴い発生する放射性廃棄物の量は、旧原子炉容器上部ふたや制御棒駆動軸ハウジング等を除き、上部ふた搬出入時の干渉物(コンクリート壁)など、ドラム缶に換算して計約350本と推定されます。これらの廃棄物は減容に努め、既設の廃棄物庫およびAおよびB蒸気発生器保管庫内に保管します。 |
6. 予想被ばく線量 |
約0.25人・シーベルトと推定している。 |
以 上
・ | 別紙:高浜発電所3号機 第18回定期検査の作業工程 |
・ | 図−1 |