プレスリリース

2007年10月10日
関西電力株式会社

高浜発電所2号機の定期検査状況について(制御棒クラスタ動作検査時の制御棒の動作不良の点検状況)

  高浜発電所2号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力82万6千キロワット、定格熱出力244万キロワット)は、定期検査中の10月1日に制御棒クラスタ動作検査の一環としてオーバーラップ操作※1を行い、制御棒位置の確認を行っていたところ、制御棒ステップカウンタ※2では全ての制御棒が全挿入位置にあることを表示していましたが、制御棒位置指示装置※3では制御棒1本がほぼ全引き抜き位置にあることを確認しました。


 このため、制御棒位置指示装置の点検を行った結果、位置指示装置には異常がなく、当該制御棒の手動挿入確認を行ったところ、制御棒駆動装置の電流波形等に正常な波形と異なるものが認められたため、制御棒駆動装置または制御棒の動作不良であると判断しました。


 また、本事象による環境への放射能の影響はありません。



※1: オーバーラップ操作
制御用制御棒を、全挿入位置から全引き抜き位置に引き抜き、再度、全挿入位置に挿入する操作を行った時に、制御バンクが予め定められたプログラム通り動作することを確認する検査。
※2: 制御棒ステップカウンタ
制御棒の操作信号を数えて、制御棒位置を検出する装置。
※3: 制御棒位置指示装置
制御棒位置指示コイルで制御棒位置を検出し、指示計とプラントコンピュータに信号を伝送し、制御棒位置を表示する装置。
  [平成19年10月2日 お知らせ済み]



 当該制御棒について、手動にて挿入および引き抜き操作を繰り返し行った結果、当該制御棒は全挿入位置に挿入されました。
 今後、動作不良の原因を調査するため、原子炉容器上部ふたを開放した後、当該制御棒の制御棒駆動軸、制御棒駆動装置、制御棒クラスタ案内管等について点検を行います。
 また、当該制御棒クラスタおよび燃料集合体についても点検を行います。

以  上