プレスリリース

2007年9月28日
関西電力株式会社

大飯発電所2号機の定期検査開始について

大飯発電所2号機 第21回定期検査の概要

1.主要な工事等について
(1) 2次系熱交換器取替工事
図−1参照
   2次冷却系の水質向上対策として、蒸気発生器への不純物持ち込み低減を図るため、第1および第2低圧給水加熱器の伝熱管を銅合金製からステンレス製に取り替えます。
 
(2) 耐震裕度向上工事
図−2参照
   既設設備の耐震性を一層向上させるため、原子炉補助建屋内の換気空調設備ダクトの支持構造物を強化します。
 
2.保全対策について
(1)2次系配管の点検等 (図−3参照)
   美浜発電所3号機事故を踏まえ、2次系配管1,178箇所について超音波検査(肉厚測定)等を実施します。(超音波検査1,124箇所、内面目視点検54箇所)
 また、過去の点検において減肉が確認された部位29箇所、配管取替え時の作業性を考慮した部位29箇所、今後の保守作業を考慮した部位122箇所、合計180箇所を耐食性に優れたステンレス鋼もしくは低合金鋼の配管に取り替えます。
 
(2)1次系電動弁取替工事  
   安全注入系統に設置された海外製の電動弁4台について、保守性向上の観点から部品調達が容易な国産弁に取り替えます。
 
3.燃料集合体の取り替え
   燃料集合体全数193体のうち68体(うち60体は新燃料集合体)を取り替える予定です。
 なお、今回取り替える新燃料集合体60体は、全て集合体最高燃焼度 55,000MWd/tの高燃焼度燃料です。
 
4.今後の予定
 
 原子炉起動、臨界:平成19年11月下旬
 調整運転開始:平成19年11月下旬
 本格運転再開:平成19年12月下旬
 なお、定期検査の作業工程については、別紙を参照下さい。

以  上

本文へ戻る

プレスリリース