プレスリリース

2007年9月4日
関西電力株式会社

大飯発電所1号機の原子炉手動停止について(1次冷却材ポンプ封水注入フィルタの点検について)

  大飯発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力117万5千キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)は、定格熱出力一定運転中のところ、9月3日21時15分頃、当社社員が体積制御タンク水位の低下を確認するとともに、加圧器水位についてもわずかに低下傾向にあることを確認しました。


 直ちに関連パラメータを確認したところ、原子炉補助建屋の床ドレンタンク水位の上昇が確認されたため、補助建屋内での漏えいと判断し、点検を行った結果、1次冷却材ポンプのA-封水注入フィルタ※1付近から漏水していることが判明しました。


 このため、B-封水注入フィルタに切り替えるとともに、A-封水注入フィルタの入口弁と出口弁を閉止し、同日23時39分に漏水は停止しました。今後の運転に万全を期す観点から、本日(9月4日)16時頃から出力降下を開始し、23時頃に発電停止、翌日0時30分頃に原子炉を手動停止し、漏えいが発生したA-封水注入フィルタの点検を行うこととしました。


 漏えいした水は補助建屋の床ドレンタンクに回収しており、漏水量は約3.4m(放射能量は約6.8×10Bq)と推定されます。
 また、今回の漏水に伴い、プラント排気筒ガスモニタの指示値が通常値に比べわずかに上昇(約870cpm→約900cpm)※2しましたが、これによる環境への放出放射能量は、約1.4×10Bqと評価され、保安規定に基づく年間の放出管理目標値
(3.9×1015Bq/年)に比べ、200万分の1以下であることを確認しています。
 なお、発電所敷地内および周辺のモニタリングポストの指示値は平常と変わりなく、環境への影響はありません。

以  上

  ※1: ポンプ内の水が主軸に沿ってポンプ外部に流出しないようにシール水を注入しているが、その水を浄化するもの。
     
  ※2: 大飯1号機においては、注意警報値3000cpm、高警報値20000cpm