プレスリリース

2007年8月24日
関西電力株式会社
株式会社かんでんエンジニアリング

「部分放電を常時監視できる低価格センサー」の開発について

 当社と(株)かんでんエンジニアリングは、変圧器内のコイルと変圧器外側の電線を接続する役割を担う油入ブッシング内部の部分放電を外部から簡単に検出するセンサーを開発しました。

 変圧器内には、通常絶縁のために油が入っていますが、万一、内部で放電現象が発生した場合には、時として機器の損壊の原因となります。このため、油入機器の設備診断として、定期的に絶縁油を採取して、放電時に発生するガスが含まれていないか分析する手法が一般的に広く採用されています。しかし、油入ブッシングからの採油は、構造上、機器を停止する必要があり、部分放電を容易に常時監視できないという課題がありました。

 そこで、当社は、油入ブッシングの部分放電を常時監視できるようにするため、放電時に特有の周波数の電磁波が発生するということを発見し、当該電磁波の有無により部分放電を検出するセンサーを開発しました。本センサーを用いることにより、機器を停止せずに外部から簡単にブッシング内部の放電の大きさを検出することが可能となり、部分放電による機器の損壊を未然に防止することができます。

開発したセンサーの主な特徴は、以下のとおりです。

  • ◇放電の大きさを大〜小まで4段階で判定し、放電の大きさ毎の発生回数をトレンドで管理
  • ◇記録データは、保守員の携帯パソコンに高速無線伝送
  • ◇電源は、3年以上連続使用できるリチウムイオン電池を採用
  • ◇センサーは、変圧器などの診断対象の機器にマグネット固定するのみで、制御ケーブル敷設などの付帯工事は不要

 現在、500kVおよび超高圧系変電所の変圧器にセンサーを取り付け、最終評価のための長期信頼性試験等を実施しています。

以 上