プレスリリース

2007年7月5日
関西電力株式会社

美浜発電所3号機の原子炉起動および調整運転の開始について

美浜発電所3号機 第22回定期検査中の保全品質情報等について

 美浜発電所3号機 第22回定期検査中における保全品質情報等のうち「法令に基づく報告事象や安全協定の異常時報告対象のうち重要な事象」に至らない軽微事象等保全品質情報等について、以下のとおりお知らせします。


1.保全品質情報について

実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則および電気関係報告規則に基づく報告事象や安全協定の異常時報告事象に該当する事象を含め、保安活動向上の観点から、産官学において情報共有することが有益である事象



(1) 「法令に基づく報告事象や安全協定の異常時報告対象のうち重要な事象」に至らない軽微な事象

   なし



(2)(1)に至らない軽微な事象

   なし



3.その他情報
(1)不具合情報
発電所名  美浜発電所3号機 発 生 日 第22回定期検査中(5月24日)
件  名 発電機部品(ケーシングボルト)運搬中の協力会社作業員の負傷について(添付図1参照)
事象概要
および
対 策 等
 定期検査中の5月24日、タービン建屋3階において発電機定期点検工事に従事していた協力会社社員が、発電機のケーシングボルト6本(1本:長さ約700mm、直径75mm、重量20kg)を台車にて発電機近くへ運搬し、その後、ケーシングボルト(1本)を両手で抱えて運搬していたところ、足元にあったエアーホースの束につまずいて転倒し、その際、両手が床とケーシングボルトに挟まれ、指2本を負傷しました。
 原因は、作業区画内には障害物が置かれていましたが、作業員が当該作業エリア内での運搬を意識したこと、障害物は容易にまたげると判断したことから、障害物を乗り越える運搬経路を選択し、足元の障害物につまずき負傷する結果となりました。
 また、作業計画段階に人力運搬に関する危険性を把握していましたが、人力運搬は日々行うことから当日の作業前ミーティングなどでも特段の注意喚起を行っておらず、転倒に関する作業員の危機意識が不十分でした。
 対策については以下のとおり実施します。
(1) 今回の事例を協力会社に周知し、重量物を人力運搬する際は障害物のない安全な経路を通ること、滑り止めのついた手袋を着用することについて、注意喚起を行った。
(2) 今後、重量物の運搬作業は、障害物のない安全な経路を確保すること、台車等で可能な限り運搬先付近まで運搬して人力運搬の距離をできるだけ短くすることを、労働安全に関する注意事項表に明記する。

[平成19年6月15日 お知らせ済]




(2)その他情報(工学的安全施設の予防保全作業)

   なし


  保全品質情報については、下記の公開サイトにおいても、準備が整い次第掲載していきます。
  当社ホームページ(http://www.kepco.co.jp/knic/meeting/index.html)“原子力情報センター(保全品質情報)”
  日本原子力技術協会ホームページ(http://www.nucia.jp)“原子力施設情報公開ライブラリー「ニューシア」”

以 上

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