プレスリリース

2007年6月22日
関西電力株式会社

西大阪変電所増設用地擁壁の不適切な施工に伴う改修について

 当社は、平成10年5月から平成11年2月にかけて実施した、西大阪変電所増設用地(大阪府箕面市)の擁壁(※1)設置工事の一部に不適切な施工があったことを確認したことから、改修工事を実施することとしました。
 本件については、この事実を平成19年6月9日に確認した後、工事計画の許可をいただいていた大阪府と今後の対応についての協議を行ってきましたが、本日、大阪府より、当該箇所については宅地造成等規制法に適合しないため、必要な措置をとるよう勧告を受けたものです。
(※1) ようへき。敷地内から敷地外への土砂流出を防ぐために敷地外周に沿って設置する壁。

<本件の概要>
当社は工事に先立ち実施した調査(地質図による調査およびボーリング等の地質調査)結果に基づき、擁壁設置予定地の地盤がすべて岩盤であると想定しました。その上で策定した工事計画を、法令に基づき、大阪府および箕面市に申請し、許可を得ました。
その後工事を進める中で、平成10年11月、地盤の一部(全擁壁延長440mのうち18mの区間)に、想定していなかった崖錐堆積層(※2)を確認しました。この地盤は岩盤に比べ、擁壁を支えるための力(支持力)が小さいため、地盤に松杭を打設することおよび擁壁の形式を当初計画のL型式から逆T型式に変更することで支持力を補うこととしました。
(※2) がいすいたいせきそう。岩屑が堆積した地層。
本来は、当初の計画と異なる状況となった場合は大阪府と協議のうえ、必要があれば計画変更申請を行い、許可を得なければなりませんでしたが、実際には協議を行わずに松杭を打設し、擁壁の形式を変更しました。また、工事の完了検査申請書等においては、岩盤ではない部分についても岩盤と記載するとともに、擁壁の形式は計画通りL型式と記載していました。

 なお、現時点で擁壁自体に変形はなく安定した状態であることを確認しています。


 当該擁壁設置工事を不適切に行っていたことにつきまして、ご関係各所に深くお詫び申し上げます。
 当社としては、今回の勧告を真摯に受け止め、今後、大阪府のご指導を仰ぎながら、擁壁の改修工事を適切に実施してまいります。

以  上