プレスリリース

2007年3月26日
関西電力株式会社

「平成19年度関西電力グループ経営計画」の策定について

 当社グループは、この度、経営ビジョンで掲げる目指すべき企業像である「お客さま満足No.1企業」の実現に向け、その具体的な道筋を示す「関西電力グループ中長期計画」をとりまとめ、初年度の実行計画として「平成19年度関西電力グループ経営計画」を策定しました。


 今回策定した中長期計画では、各部門を中心に、多くの従業員の参画により「お客さま満足No.1企業」の具体的姿、およびその実現に向けた取組方針をとりまとめました。今後は、各年度の経営計画を、中長期計画の実行計画として策定し、「お客さま満足No.1企業」の実現を目指してまいります。


 当社グループを取り巻く環境は、エネルギーセキュリティの確保や地球環境問題への積極的な対応がより一層重要視される一方で、エネルギー間競争が拡大するなど、厳しさを増しています。
 また、美浜発電所3号機については、全社を挙げて再発防止の徹底、安全文化の再構築に取り組んだ結果、本年2月に本格運転を再開しましたが、その一方で、発電所データの改ざんが判明するなど、CSRを軸とした組織風土の改革に、より一層取り組んでいかなければならない状況です。


 平成19年度は、中長期計画の初年度として当社グループ全体で力強く前進していくために、コンプライアンスの徹底など、CSRを軸とした事業活動を地道に継続しながら、引き続き、「安全最優先・お客さま価値の創造・人づくり」の3つのアクションプランを推進します。具体的には以下のとおりです。


<安全最優先の組織風土の醸成>
 安全文化の再構築は当社グループの最重点の課題であり、大切な「人」のための安全が基本であることを今一度肝に銘じ、安全最優先の意識改革や社内外のコミュニケーションを地道に継続するとともに、適正な業務遂行を徹底し、安全の実績を着実に積み上げていく。


<グループの総合力によるお客さま価値の創造>
 お客さまに快適に電気をお使いいただくために、電気をつくり、お届けするあらゆる場面の業務を確実に遂行するとともに、グループの総合力を発揮し、高品質でお客さまのお役に立ち、環境にも優しい商品・サービスの提供を進め、さらなるお客さま価値の創造に努める。


<一人ひとりの成長を支えるしくみづくり>
 全ての事業活動の原動力は従業員一人ひとりであり、従業員が、強い使命感のもと、仕事に対する自信と誇りを持ち、仕事を通じて自らを磨き、自立した職業人になるよう、意欲ある従業員の成長を持続的にサポートし、自らがその成長を確認できるしくみを整備していく。


 これらのアクションプランに沿った取り組みを通して、お客さまからの信頼・評価を高める中で、従業員が成長し、それをグループの更なる成長につなげるという好循環を生み出していきたいと考えています。


 また、併せて、電力の安全・安定供給を維持していくために、必要な資源は確実に投入して安全・安定運転に万全を期すとともに、エネルギーセキュリティの確保や環境保全への取り組みを織り込んだ「平成19年度供給計画」を策定し、本日、経済産業省に届け出ました。さらに、安全の確保を最優先に、品質・信頼度の維持を前提とした上で、効率化への取り組みを示した「平成19年度経営効率化計画」も策定しています。

以  上

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