プレスリリース
2007
2007年1月15日
関西電力株式会社
高浜発電所1号機の定期検査状況について(原子炉補助建屋(管理区域)での水漏れ)
高浜発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力82万6千キロワット、定格熱出力244万キロワット)は、第24回定期検査中のところ、1月14日14時頃に、原子炉補助建屋の体積制御タンク※1室前で、充てん/高圧注入ポンプ※2入口連絡弁他修繕工事の耐圧漏えい試験終了後の復旧作業として流量計閉止フランジの取り外し作業を行っていたところ、水漏れが発生し、協力会社作業員4名にかかりました。作業員4名については、測定の結果、身体に放射能の影響はありませんでした。
漏水量は約370
で、漏えいした放射能量は約6.9×106Bqと推定しております。漏えいした水は、排水目皿から廃液ホールドアップタンクに回収されており、外部への漏えいはなく、環境への放射能の影響はありませんでした。
関係者への聞き取り調査を行った結果、耐圧漏えい試験を実施した系統の水抜き作業完了後に流量計閉止フランジを取り外す計画でしたが、当該工事を担当する課が系統の水抜き操作など運転を担当する課の確認を得ずに、水抜き作業完了前にフランジの取り外し作業を行っていたことが分かりました。
今後、詳細について調査を実施します。
漏水量は約370

関係者への聞き取り調査を行った結果、耐圧漏えい試験を実施した系統の水抜き作業完了後に流量計閉止フランジを取り外す計画でしたが、当該工事を担当する課が系統の水抜き操作など運転を担当する課の確認を得ずに、水抜き作業完了前にフランジの取り外し作業を行っていたことが分かりました。
今後、詳細について調査を実施します。
※1: | 体積制御タンク
運転中の1次冷却材系統の保有水量、水素濃度を調整するためのタンク。 |
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※2: | 充てん/高圧注入ポンプ
通常運転中は、1次冷却材系統の水質や保有水量等を調整する系統で浄化した1次冷却水を、1次冷却材系統へ送り込むポンプ。 |
以 上