1.今回の定期検査を利用して実施する主要な工事 |
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原子炉容器の供用期間中検査として、原子炉容器溶接部等の超音波探傷検査を行い、健全性を確認します。
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2次系給水系統の水質向上対策として、低圧給水加熱器などの伝熱管を、銅合金から耐食性に優れたステンレスに取り替えます。これにより蒸気発生器への不純物の持ち込み低減を図ります。
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2.今定期検査中に実施する保全対策について |
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国内外PWRプラントにおいて、600系ニッケル基合金を用いた原子炉容器上部ふた管台や1次冷却材系統の溶接部で応力腐食割れが発生した事例に鑑み、以下の点検等を行います。
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原子炉容器上部ふた管台の点検等 原子炉容器上部ふた管台全数(66本)について、上部ふた表面の外観目視点検を実施します。 |
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1次冷却材系統管台溶接部等の点検
溶接箇所に600系ニッケル基合金が使用されている原子炉容器冷却材出入口管台、蒸気発生器出入口管台について、超音波探傷検査を実施します。
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美浜発電所3号機2次系配管破損事故を踏まえ、1,296箇所について超音波検査(肉厚測定)等を実施します。
(超音波検査1,278箇所、内面目視点検18箇所:今回で未点検箇所の点検を完了)
また、過去の点検結果から減肉傾向の見られる部位等480箇所について、計画的に炭素鋼から耐食性の優れたステンレス鋼、または低合金鋼の配管に取り替えます。
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3.燃料集合体の取り替え |
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燃料集合体全数157体のうち65体(うち56体は新燃料集合体)を取り替える予定です。 |
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4.今後の予定 |
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原子炉起動、臨界 | :平成18年11月初旬 |
調整運転開始 | :平成18年11月中旬 |
本格運転再開 | :平成18年12月初旬 |
なお、定期検査の作業工程については、別紙を参照下さい。 |
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