プレスリリース

2006年3月22日
関西電力株式会社

ウッドサイド・エナジー・リミテッド社とのプルートLNGプロジェクトに関する基本合意書の締結について

 関西電力株式会社(社長:森詳介、以下「当社」という)は、本日、ウッドサイド・エナジー・リミテッド社(代表者:Don Voelte、以下「ウッドサイド社」という)との間で、ウッドサイド社が西オーストラリア州で推進しているプルートLNGプロジェクトからのLNG購入等に関する基本合意書を締結しました。

 本プロジェクトは、現在、西オーストラリア州北西部カラサ沖合で開発中のプルートガス田から産出される天然ガスをLNGに加工して供給するものです。当社は、本プロジェクトを2010年代以降の主要LNG供給源のひとつと位置づけ、2010年後半から15年間、年間175〜200万トンのLNGを着桟渡しで購入する予定です。

 さらに、プルートガス田が位置する鉱区については、現在、ウッドサイド社が100%の権益を保有していますが、このうち5%を当社が取得する予定であり、今後、権益を取得した場合のプロジェクトへの参画条件などについて協議してまいります。合意に至れば、当社が権益を取得する初めてのLNGプロジェクトになります。

 当社とウッドサイド社は、ウッドサイド社がオペレーターを務めるノース・ウエスト・シェルフLNGプロジェクト*1を通じて、既に17年にわたり良好な取引関係にあります。今回、当社がファウンデーション・インベスター*2として当該鉱区の権益を取得することによって、より強固な信頼関係を構築でき、双方にとってさらに価値の高いプロジェクトへと発展していくことが期待できます。

 当社は今後も、供給安定性と経済性に優れたLNGの長期確保に努め、電力の安定供給に万全を期してまいります。

以  上

*1: ノース・ウエスト・シェルフLNGプロジェクト
西オーストラリア州北西部カラサ沖合におけるプロジェクトで、事業主はウッドサイド社を含め6社。 ウッドサイド社が、オペレーター(操業者)として現地でLNGを生産している。
当社は、1989〜2008年度までは年間113万t、2009〜2014年度については年間50万t、2015〜2023年度は年間92.5万tのLNGを購入する契約を結んでいる。
*2: ファウンデーション・インベスター(設立投資者)
権益や設備なども含めたプロジェクト全体に対し、立ち上げ当初から参画する投資者のこと。
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