プレスリリース

2005年9月5日
関西電力株式会社

高浜発電所 取水路清掃作業中の労働災害について

 高浜発電所は、1号機の第23回定期検査の作業として、A,B取水路のうち、A取水路の流れを止めた状態で、取水路の側壁と底部に付着している貝等を削り落とし、貝回収用ポンプ(水中ポンプ)で回収する等の清掃作業(一部潜水作業)を8月中旬から行っています。
 この作業を行っていた9月4日10時頃、貝回収ポンプが詰まって自動停止したため、潜水作業員(協力会社)が詰まりを除去した後、同ポンプの運転確認を行ったところ、潜水作業員の右手が貝回収ポンプにまき込まれ負傷しました。このため、同ポンプを直ちに停止しました。
 負傷者は自力で水中から浮上し、救急車で直ちに病院に搬送され現在治療中です。


 これまでの聞き取り調査では、負傷者が貝回収ポンプの清掃を行った後、負傷者の要請により陸上の監視員が同ポンプの電源を投入してポンプを起動したところ、負傷者からポンプの停止要請と、負傷した旨の連絡があったことがわかりました。
 今後、さらに詳細な聞き取り調査等を行い、今回の労働災害が発生した原因と、再発防止対策を講じることとします。


    タービンを回した蒸気を復水器で冷やすために用いている海水を、取水口から発電所構内に取り入れるための水路(1~4号機共用で2水路あり、幅約11m×深さ約8m。)

以 上
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