プレスリリース

2005年8月9日
関西電力株式会社

大飯発電所3号機 電気出力上昇の再開について(取水口 B-ロータリースクリーンの復旧)

  大飯発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力118万キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)は、平成17年8月4日11時25分、定期検査の最終段階である調整運転を開始(発電機を並列)し、出力を上昇していたところ、取水口に設置しているB-ロータリースクリーンの駆動用チェーンに不具合(変形、外れ)が認められたため、2台ある循環水ポンプのうち1台を停止して、50%出力(8月5日5時10分に到達)を維持しながら、B-ロータリースクリーンの点検補修作業を実施することとしました。(残り3台のロータリースクリーンを点検した結果、駆動用チェーン等に異常は認められませんでした)

 このため、8月6日の定格熱出力一定運転到達予定が遅延することとなりました。

 なお、本事象は、法令および安全協定に基づくトラブルには該当せず、運転継続する上で、安全上の問題はありません。

※ ロータリースクリーン:取水口から入ってくるごみを除去する装置。

※ 循環水ポンプ:タービンを回した蒸気を復水器で冷やして水に戻すために、復水器に海水を

    送りこむポンプ。

〔平成17年8月5日 お知らせ済み〕

 

 

 変形したチェーンは、工場で成型加工して元の状態に戻し、取り付けました。現在、ロータリースクリーンのバスケット取り付け作業を実施しています。

 今後、当該スクリーンの試運転を行い、健全性を確認した上で、補修作業のために停止している循環水ポンプを再起動し、準備が整い次第、8月10日の早朝にも出力上昇を再開することとします。再開後は、8月11日午前中にも定格熱出力一定運転に到達する予定です。

 

以 上

 

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