プレスリリース

2005年6月29日
関西電力株式会社

原子力事業本部の組織改正について

 当社は本日、原子力発電所支援機能および福井における地域対応機能を強化するため、以下の組織改正を決定しました。今後必要な手続きを進め、平成17年7月中旬以降手続き完了次第、組織改正を実施します。

【組織改正の概要】
(1)本店、若狭支社組織の見直し
 原子力事業本部の移転
   発電所実態に即した直接的・積極的な支援ができる体制を構築するため、原子力事業本部を若狭支社と統合し、発電所近傍の福井県美浜町に移転します。
 
 原子燃料サイクル室の設置
   当社の将来的な競争力に重大な影響を及ぼす原子燃料サイクル事業に係る中長期戦略等については、全社的課題と位置づけ、本店に「原子燃料サイクル室」を設置し、原子力事業本部から当該機能を移管します。
 
 原子力事業本部地域共生本部の設置
   立地地域から一層の信頼を賜り、円滑に原子力事業運営を推進するため、原子力事業本部に「地域共生本部」を設置し、福井市に配置して、福井における地域対応機能を一元化するとともに、その体制を強化します。
 

 
(2)原子力発電所体制の強化
 原子力発電所保全体制の強化
   美浜発電所3号機事故を踏まえ、確実な保全体制を構築するため、美浜発電所の電気保修課を「電気保修課」と「計装保修課」に、機械保修課を「原子炉保修課」と「タービン保修課」に改組するとともに、その体制を強化します。
 高浜発電所および大飯発電所についても、設備の経年劣化対策や定期事業者検査対応等の保全業務の確実な遂行を図るため、原子炉保修課およびタービン保修課の体制を強化します。
 
 電気工事グループ、機械工事グループの設置
   改造工事や高経年化対策工事、定期事業者検査等に係る対応体制強化を図るため、「電気工事グループ」「機械工事グループ」を設置します。各グループには工事等の業務量に応じ、必要な体制を構築します。
 
 品質保証室および安全防災室の設置
   発電所運営に係る確実な品質管理を果たすため、品質・安全統括室から品質保証機能を切り離し、「品質保証室」に改組します。
 また、国の法令等の見直しに対応した確実な核防護対策を行うため、品質・安全統括室の安全機能と所長室の防災機能等を一元化し、「安全防災室」を設置します。
 
 原子燃料課の設置
   定期事業者検査に係る責任体制の明確化および体制の強化を図るため、技術課から原子燃料に係る保全機能を分離し、「原子燃料課」を設置します。
 

以 上

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