プレスリリース

2005年6月14日
関西電力株式会社

原子力事業本部の組織改正の準備状況について

 当社は昨日、美浜発電所3号機事故再発防止対策の実施計画に掲げている、原子力発電所の支援機能および福井における地域対応機能を強化するための組織改正の実施について、関西電力労働組合と合意しました。当社は今後、人員体制など詳細を詰めるとともに、必要な手続きを進めていきます。
 なお、今回の組織改正の趣旨および主な内容は以下のとおりです。

1.組織改正の趣旨
  (1)盤石で安全な原子力発電所体制の整備
  (2)安全で確実な原子力発電所運営を支える体制の整備
  (3)中長期原子力戦略の重要性の高まりに対応した体制の整備
  (4)地域からの信頼に支えられた円滑な事業運営を確実にする体制の整備
         
2.組織改正の主な内容
  (1)原子力発電所保修体制の強化
    a. 高経年化対策を含めた保修業務を確実に遂行するための諸施策を実施する。
    b. 技術情報の確実な評価と水平展開を図るため、各発電所に専任者を配置する。
    c. 技術基準等の確実な履行を徹底するため、各発電所に技術アドバイザーを配置する。
         
  (2)原子力発電所運営を支える体制の強化
    a. 原子力事業本部と若狭支社の統合
          原子力事業本部と若狭支社を統合し、福井県美浜町へ移転する。
    b. 原子燃料サイクル室の設置
         本店に「原子燃料サイクル室」を設置し、原子力事業本部から原子燃料サイクル事業に係る中長期戦略等の機能を移管する。
    c. 原子力事業本部地域共生本部の設置
          原子力事業本部に「地域共生本部」を設置し、福井市に配置して福井における地域対応機能を一元化するとともに、その体制を強化する。
         
3.実施時期
    平成17年7月中旬以降準備整い次第

以 上

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