プレスリリース
2004
2004年9月17日
美浜発電所1号機の計画停止状況について(B余熱除去クーラ下部からのほう酸析出)
美浜発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力34万キロワット、定格熱出力103万1千キロワット)は、平成16年9月5日から美浜発電所3号機2次系配管破損事故に伴う点検停止中のところ、9月16日17時20分頃、運転員の巡回点検において、補助建屋内地下1階にある2台(A,B)の余熱除去クーラ*のうち、B余熱除去クーラ下部保温材にほう酸の析出があり、下部床面には5cm四方程度の水たまり跡を確認しました。
漏えい箇所を確認するため、同日19時23分にB余熱除去ポンプを停止し、 19時45分に当該クーラの隔離を完了しました。
その後、保温材を取り外して当該クーラの点検を行ったところ、当該クーラ下部フランジ部の隙間に、ほう酸の析出および水のにじみが認められました。
外観点検状況から、フランジ部のシール(パッキン)部から漏えいが発生した可能性があると考えられますが、今後、詳細に調査を行うこととします。
なお、補助建屋サンプ水位、補助建屋排気筒モニタ等のパラメータに有意な変動はなく、周辺環境への影響はありません。
*:余熱除去クーラ
原子炉停止後の原子炉から発生する余熱を除去するための系統にある熱交換器。
以 上